備忘録

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本感想

2006-09-17 09:42:01 | 本感想
『Op.ローズダスト』福井晴敏
お台場テロを企む組織とダイスの工作員青年と窓際中年の公安が阻止する話。
並河は窓際においやられている公安。その並河に特別任務が与えられる。それはダイスの工作員と捜査し、監視すること。しかし、その工作員、朋希は20代前半のまだ子供。しかし、その能力は飛び抜けている。最初は息の合わない二人だったが、並河の家に通うことで、段々親しくなる。その一方で、三人の男が殺害される。この三人はあるプロジェクトに絡んだ男達で、復讐のために殺された。そのプロジェクトとは、北朝鮮の当主の隠し孫として、ダイスの工作員、三佳を送り込む作戦だった。しかし、そのプロジェクトは途中で、中止になり、三佳は殺される。三佳の仲間だったメンバーが、復讐のために集まり、三人を殺害し、お台場を爆破することを計画。しかし、それを防ぐ為に、朋希は動いていた。実は、そのメンバーと同じプロジェクトに朋希は属していた。また、そのリーダーとは、同じ工作員養成所の仲間であった。果たして、朋希と並河はテロを止められるのか?
テロは阻止。で、リーダーは死に、二人は生き残る。
まー、相変わらずハリウッド映画の内容を日本を舞台にした小説。今回はお台場ということで、身近な設定。特に、普通の生活をしているなかで、ドンパチをやるので、今までとちょっと異質。また、敵対する組織も、バックに巨大組織はあるものの、小規模で、ダイスの工作員と直接知り合いと関係性は狭い。全体的に見て、やってることは、ハリウッド規模だが、事件の原因や人間関係等は小さいということが印象的。

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