新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

政治、そして世の中を変えるのは我々一人一人の意識

2019年07月07日 12時20分20秒 | 参院選挙

6月28日に公開された「社会派サスペンス映画」とでも言うべき映画「新聞記者」。
 
予想以上の観客動員らしいが、政権の闇をあからさまに描いており、それが映画というフィクションにもかかわらず、生々しいことからの反発も多いらしい。


この映画の原案になった作者の望月衣塑子記者が、最近海外メディアが注目している。

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<米紙、東京新聞記者は「国民的英雄のような存在」>
 2019.7.6 20:32 SANSPO.COM
 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は5日、東京新聞の望月衣塑子記者を紹介する記事を掲載した。菅義偉官房長官らに対して多くの質問を繰り出すことで、日本の報道の自由にとって「国民的英雄のような存在」になっていると指摘した。
 背景として、日本政府は一部の記者を会見から排除するなど「独裁政権のような振る舞い」をすることがあると批判。日本には多くの記者クラブがあり、所属する記者たちは情報を得られなくなることを恐れ、当局者との対立を避ける傾向があるとの見方も紹介した。
 望月記者については、会見で菅官房長官が「あなたに答える必要はない」と発言するなど、多くの質問で「政治家や官僚をいら立たせる」と指摘。一方、望月記者を支持するデモが行われたり、望月記者をモデルにした映画ができたりしたことも説明した。
 望月記者はニューヨーク・タイムズ紙に「権力の座にある人々を監視すること」が自分の使命であり、政府は「常に情報を隠そうとする。それを掘り起こさなければならない」と強調した。(共同)
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上記の記事はクレジットから共同通信の記事らしいが、海外に支局を持つ在京大手マスメディアも負けずと、ワシントン在住記者からの「『日本、独裁政権のよう』ニューヨーク・タイムズが批判」という記事掲載していたが、ブーメランのように朝日新聞自体に対する批判が多かったようである。さて、参院選に突入して各党首たちが全国をかけまくり始めた。 

さっそくこのお方がかましてくれましたね。

「やっぱり病気かね?」と思わせてしまう。


国民が最も関心のある項目に注目が集まると困るのが自民党であり、その「2000万円年金問題」に関しては、安倍晋三は「野党は具体的な財源を提示もせず国民に不安を煽っている」と、あたかも野党が悪いかのように、お得意の論点ずらしをやり始めた。

公開討論でもその前の党首討論でも、野党側は消費税増税反対のための財源や、これからの年金の財源も具体的に提案していたが、残念ながら財界や富裕層のみを対象にしたアベノミクスが「経済政策」だと思い込んでいる安倍晋三にとっては、「バカげた提案」としか映らなかったようである。
 
支援者以外からの批判には臆病な安倍晋三は耐え切れず、なまじ反論して痛い目に合った過去の都議選のことが頭を離れず、今回の参院選での全国遊説に関しては、日程を明らかにしていない。
 
ステルス作戦で火に油 安倍首相“遊説日程隠し”の悪目立ち
 
SNS上では、既に「#会いに行ける国難」というハッシュタグが登場し、各地に出没する安倍晋三の日程を明らかにしている。


国の最高責任者・権力者と自負しているならば、このようなヤジにもこの候補者のように堂々と応えてもらいたいものである。

ところで、6月末で急遽打ち切りになったあるラジオ番組があった。
 
それはTBS系列の「上田晋也のサタデージャーナル」という番組で、とあるジャーナル紙の編集会議をイメージしたスタジオで、上田晋也が編集長となって毎週ピックアップされたニュースの背景や解説を専門家と話し合う構成で、2017年4月に始まり、初回のテーマは「森友学園」で上田晋也の本音コメントや政権批判にも踏み込んだ内容が注目を集めてきた番組であった。
 
打ち切り報道後は、さまざまな憶測が流れていたが、どうやら政権側の圧力であることが明らかになった。
最後に、打ち切られた上田信也のメッセージを改めてかみしめてもらいたい、とオジサンは思う。
 
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今日が最終回ということになりました。
世の中の様々なことについて、世の中の皆様にほんの少しでも問題提起ができればいいなという思いで、毎週お送りしてきました。
あくまで私個人の考えになりますけれども、今、世界が良い方向に向かっているとは残念ながら私には思えません。
よりよい世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動にうつす。これが非常に重要な時代ではないかなぁと思います。
そして、今後生まれてくる子どもたちに、『いい時代に生まれてきたね』と言える世の中をつくる使命があると思っています。
私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。
しかしながら、一方では、その当たり前のことを言いづらい世になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか。
最後に、また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。
政治、世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています。
みなさま、どうもありがとうございました。
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