新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

満開のお花畑の中ではしゃいでいる安倍晋三

2019年12月23日 11時34分36秒 | 安倍晋三

先週の土曜日に、うっかり見逃していたこんな記事が出ていたのだが、思わずかって流行った「KY首相」という言葉を思い出してしまった。

<首相、報道写真展を観賞 「日本が世界で輝いた年」>
 12/21(土) 共同通信

 安倍晋三首相は21日、東京都内で開催中の「2019年報道写真展」(東京写真記者協会主催)を観賞した。20カ国・地域首脳会議やラグビー・ワールドカップ日本大会などの写真を見て回り「たくさんの人に日本を訪問していただいた。日本が世界の真ん中で輝いた年になった」と感想を述べた。

 同時に「来年はいよいよ東京五輪・パラリンピックが開催される。未来を見据えて新しい日本の国造りを進めていきたい」と抱負を語った。
 首相は、議長を務めたG20大阪サミットで自身があいさつする写真や、来日したトランプ米大統領らと大相撲を観戦した写真に金色のペンで「安倍晋三」とサインした。


首相番の政治部の記者が書いた記事のような内容なので、安倍晋三の発言の是非の論評がまったくない配信記事であった。

在京大手マスメディアでは、讀賣新聞、産経新聞、日本経済新聞は言うに及ばず毎日新聞までがこの配信記事をそのまま垂れ流していた。

まさに安倍晋三が己の悪行三昧を「何もなかった」とした自画自賛のようであった。

フツーの感覚の持ち主なら、「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」とは違和感を覚えるどころか怒り心頭に発する気持であろう。

共同通信記事をそのまま記事にした東京新聞の労組もこんな声を挙げていた。

あとは押して知るべしの非難轟々の嵐が・・・・。

「深刻な自然災害に次々と国民が見舞われた中で、国民からの切なる悲鳴も無視して内閣改造を強行。しかも、その中で抜擢された閣僚が悪質な選挙違反の発覚で次々辞任&雲隠れ!
さらには、アベノミクスの悪影響のせいで日本国内の景気がどんどん落ち込んできているっていうのに、10%消費増税を強行!
外交の分野でも、アメリカとの最悪の『売国協定』を強行した上に、北方領土は完全にロシアに売り渡し!
しまいには、安倍総理自身の巨大選挙違反を含んだ『桜を見る会疑獄』が噴出した上に、『アベ友強姦逮捕揉み消し疑惑』も一気に再浮上。
国民にとってここまで散々だった2019年が、どうして『日本が世界の真ん中で輝いた年』になるのか?」というある掲示板の意見が的を射ていた。

さらには、こんな声もあった。

「ほんとにこの総理は、日本国民の神経を逆なですることの”天才”だね。
やることなすこと、何から何までデタラメばかり。
言っていることも嘘とごまかしのオンパレードで、ついには、現実とは全くかけ離れた「アナザーワールド」に行ってしまったみたいだ。
この2019年を思い返しても、安倍政権の経済政策のデタラメと腐敗、そして政権の独裁化による政治・官僚機構の未曽有の劣化による悪影響がついに本格的に顕在化してきた1年だったし、国内経済政策はもちろん、外交政策もことごとく大失敗。
これで支持率がいまだに半数近くあること自体がにわかに信じがたいほどの失政の連続で、いよいよ2020年は、ますますこれらの悪政の影響が次々とダイレクトに表れてくることが予想される。
どちらにしても、日本国民は、『現実逃避』や『諦めムード』によって安倍政権を漫然と放置していれば、いよいよ、そう遠くない未来に自分たちの命にかかわる事態になってくるだろうし、この連中に『憲法改悪』をやらせてしまうと、いよいよこの国の民は完全に息の根を止めさせられることになるだろう。」

さて、本土の国民から徐々に関心が薄れ始めているらしい沖縄の辺野古新基地建設問題。

「世界一危険な普天間基地の撤去のためには辺野古新基地が必要」というまやかしで米国のための恒久基地建設に邁進している安倍政権だが、その目論見に綻びが出始めてきた。

<辺野古新基地、埋め立てに10年 政府見積もり、軟弱地盤で当初の倍 普天間返還は2030年代>
 2019年12月23日 琉球新報

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府が埋め立てに必要な工程を10年程度と見積もっていることが22日、分かった。政府関係者が明らかにした。軟弱地盤の存在が発覚し、当初予定していた5年から2倍の時間がかかると判断した。埋め立て完了後の滑走路整備などに見込まれる工程3年を含めると、現行計画で早ければ2022年度とされた米軍普天間飛行場の返還は、30年代にずれ込む見通しだ。
 防衛省は軟弱地盤の改良工事について有識者が議論する「技術検討会」の第3回会合を25日にも開き、10年程度かかるとの工程について報告するとみられる。地盤改良に必要な対策の検討をまとめた後、同省は工事に入るために必要な計画変更を年明け以降、県に申請する予定となっている。
 今後、防衛省は県から計画変更の承認を得なければ、地盤改良を進めることができない。
 しかし県の玉城デニー知事は、独自の試算で地盤改良5年、埋め立て5年、その後の施設整備3年を合わせて工事に13年以上かかると主張。辺野古移設が普天間飛行場の早期の危険性除去にはつながらないとして、辺野古の新基地建設に反対してきた。
 玉城知事は防衛省の申請に応じない構えを見せており、変更承認を巡る対立が今後、法廷闘争に発展する可能性もはらむ。
 菅義偉官房長官は22日、那覇市内で記者団に対し「工期などについては沖縄防衛局からしかるべき時期に説明される」と述べるにとどめた。
  
  
埋め立て区域へ土砂が投入され工事が進む名護市辺野古沿岸部=8日午後、米軍キャンプ・シュワブ沿岸(小型無人機で撮影)    


もう1年前になるが、辺野古新基地に合理的な理由はなく、いかに不要であるかという動画を紹介する。


【FILE005】ネトウヨも納得!辺野古基地不要論①?SACO合意の矛盾?


【FILE006】ネトウヨも納得!辺野古基地不要論②?軍事的理由なし?

世界広しといえども、日本ほど自国民を犠牲にしてまで米国のために莫大な税金を浪費している国はない。

トランプ米大統領を喜ばせれば自分の地位も安全だと思っている安倍晋三なのだが、こんなことをやっていれば、「日本が世界の真ん中で輝いた年」どころが、「日本が世界中を呆れさせた年」となることは確実であろう、とオジサンは思う。 


    

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