新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

不名誉なレッテルでは安倍晋三を超えた岸田文雄

2023年11月04日 11時52分24秒 | 岸田文雄

「小夏日」が続く連休の中日。
 
衣替えしてすでに冬支度している人も、昨日のような陽気に外出すれば、半そでシャツになるほどの夏日が全国各地で続いている。
 
特に遠方に出かけることもない老夫婦の我が家では、各地からのニュースを眺めているだけで充分である。
 
テレビニュースではないが、ネット上にこんな動画が流れていた。   
 
 
 

相変わらず国民感情を平気で逆なでするのがお得意の河野太郎なのだが、今年の夏ごろのアンケートでは「岸田文雄総理大臣の次の総理にふさわしい自民党議員は誰か」という回答では河野太郎が2位になっており、コヤツが総理大臣になればもっと酷い日本になるかもしれないという予感がする。
 
そんな未来のことはどうでもいいのだが、いつもの「在野のアナリスト」氏の「10月5週の動き」から一部を引用する。
 

岸田自民の減税と景気対策
4万円の所得税、住民税減税を柱とする財政支出21.8兆円、事業規模37.4兆円とされる経済対策を発表しました。物価高対策に2.7兆円、地方の成長実現に1.3兆円、投資促進に3.4兆円、少子化対策1.3兆円、国土強靭化に4.3兆円。と細かくみていくと、実に総花的。しかも、これまでと対して変わりない。「デフレ完全脱却」も掲げますが、今の物価高対策を終えると、来年は今の原油相場などが水準を維持しても、来年はインフレ昂進です。基準が上がるので、今と同じ水準ならインフレ率も下がることになりますが、あくまで「今と同じ水準なら」。今より円安なら…。
しかも、この景気対策の効果がでるのが来年春以降なので、そのときにこのバラマキがインフレ要因です。今、インフレで国民が困っているのに、来年はさらにインフレが見えると、マインドはかなり低下するでしょう。一過性の4万円の減税程度で、それは埋められません。賃上げ期待などという話もでていますが、例えばトヨタ。過去最高の売上高、営業利益などの見通しを発表していますが、円安で1兆円以上、半導体不足でバックオーダーだった分を捌いた国内が強かった。いわば特需です。米中をはじめ、EVシフトの遅れが鮮明で、来年の賃上げなどしていられるか? むしろ国内より、米国で賃上げをしないと、UAWの労使交渉の妥結で、米系自動車メーカーの待遇はかなり改善されたので、トヨタなどの日系も米国で賃上げしないと、労働者が転職するなど、大変なことになります。国内で賃上げする余裕があるのかどうか?
半導体産業とて、来年は復活…という認識が多いですが、本当か? 明らかに中国関連の企業は悪くて、それは世界中の企業でも同様でしょう。むしろ中国発のクレジットリスクが懸念され、世界中が戦々恐々です。今、ぬるま湯ともされる経済ですが、中国発の氷風呂が、世界の過熱を冷やしている状態で、その綱引きが崩れたときは大変です。日本企業が早々賃上げできる環境ではないでしょう。しかもインフレで、国内消費が低迷すると、中小企業はかなり苦しい。海外に収益源をもつ大企業とは事情が異なります。
コロナ前、コロナ禍、そして今はコロナ後ですが、最初に指摘した通り、この経済対策は一貫して掲げる項目が同じ。中身は変わっていない。ということは、時代、状況の変化についていけていない。ハッキリ言って、今は様々な不安要因があれど、すべてのものが高くなっていて、もしその不安が顕在化したとき、市場や価格が大きく崩れて、とんでもない深刻な影響がでることも考えられます。リスク対応型ですらない岸田政権。むしろ自民党内では、無能で怠惰、ここ数年を何もせずに無風で政権運営してくれればありがたい、との声すらある。しかしそれでは、この難局を迎えて心許ない限りと言えるのでしょう。
★ 
岸田自民と公選法違反
江東区長選挙で、自民の柿沢未途議員が法務副大臣を辞任しました。有料動画での選挙戦を、柿沢氏が指導した。撮影場所も議員会館、という明確な公選法違反を、法務副大臣が行ったのですから深刻です。遵法意識の欠如どころか、犯罪者を法務副大臣に据えてしまった。4月に柿沢氏が公選法違反を犯し、9月の内閣改造で法務副大臣ですから、これは岸田首相の問題でもあります。知らなかった、では済みません。
恐らく、柿沢氏は21年の衆院選では野党系で、地元の自民都連との折り合いが悪かった。自民に移った後も居心地が悪かったでしょう。だから地元に子飼いの区長をおきたかった。そんな思惑から、違法な手段に手を染めた、とみられます。しかしこれは議員辞職をするしかないでしょう。仮に司法判断を待って…などとしても、有権者からは白眼視されますし、まず自民は離党でしょう。色々なものを裏切った挙句、自分自身すら裏切ってあくどいことに手を染めたのですから、早々に自ら幕をひくしかないのでしょう。
 
増税メガネか? 増税くそメガネか?
テレ東の滝田キャスターは「増税に文句を言っていた人が、減税に文句をいうのはおかしい」との暴論を吐きまくっていますが、岸田氏に増税のイメージがついたのは、何も消費税や所得税が増えて、ウハウハだったからではありません。防衛増税や、少子化対策などで増税を打ちだしたから、です。一過性の減税では、その後倍の増税が待つ。恒久減税、もしくは時限付きでない減税でないと、増税メガネのままです。
サラリーマンが長く勤めると、退職金への課税が優遇される制度を見直そうとしたところ、評判が悪くて撤回となりました。しかしこれなど、そもそもそれが優遇ではなく、短く勤めた人でも退職金への課税を低く抑えないといけません。なぜなら、日本では将来不安が強くて、それが運用に回せない理由の一つでもあるからです。少し前に2000万円不足、といったことも話題になりましたが、今の退職金では一般のサラリーマンでは足りないのです。優遇されてこれですから、優遇されない人はもっと将来不安が強くなります。
これは働き方改革、転職促進という面があったのですから、むしろ優遇を拡張して、それを恒久としなければならなかった。岸田氏はこの辺りの考え方が、完全に官僚の言いなりで自分で考えている感じがない。官僚は税収が増えて、自分たちがつかえるお金が増えることを指向し、それを政治にも訴えます。それを丸々採用している感じしかしない。少し考えれば分かるはずなのに考えていない、だから増税メガネです。
これを変えたければ、自分で考えて国民の意思を感じとらないといけないでしょう。小泉氏や安倍氏は、国民の声ではなく自分の声を興奮気味に語り、一部の支持者の熱狂的な支持で、それを政権の力に変えていた。その傾向が岸田氏のパーソナルにはない。だから支持率も低く、また淡々と国会答弁を語る姿も頼りなく映る。間違っていても、適当でも、小泉氏ははっきりと語った。安倍氏は口をもごもごさせながら、質問には真っ直ぐ答えず、敵視した相手を罵る言葉に変えていた。善悪、好悪はあっても、それが支持者にはうけたのです。言葉は悪いですが、バカを騙すにはうまい手法です。岸田氏にはそれがないし、むしろ小泉、安倍支持者のウケも悪い。なので、過去の自民支持者まで増税くそメガネ、と揶揄します。かつての仲間、身内の方が口も悪くなる。最初から期待していない側と、そうでない側の差でしょう。
 
 
岸田文雄の経済政策に対する国民の不満と批判が渦巻いているのだが、日本の格差を拡大した安倍晋三ご自慢の経財政政対策であった「アベノミクス」のいかがわしさを徹底的に批判し「アホノミクス」と命名した同志社大学教授の浜矩子が先月こんな動画に登場していた。   
  

 
最近は、岸田文雄に対して新たなキャッチフレーズを献上していた。
 
「アホダノミクス男」「鮒侍男」に続き、「下手くそな宮大工」…岸田首相に3つ目を命名
 
臨時国会で経済対策の議論が行われていますが、あらためて岸田首相の所信表明演説について触れたい。あの所信表明は、まさに「出来の悪い寄せ木細工」を思わせました。下手くそな宮大工が、合わないパーツをグイグイ無理やり押し込み、合わせているから、いろんな隙間があったり、はみ出たりしていて、全体の構造が見えないのです。
 宮大工はクギを一本も使わず、美しい全体像をものの見事に作り上げる。どういう構想に基づいて何を表現したいのかが素晴らしくよくわかるものです。ところが、岸田首相の仕事はそれとは対極にある。パーツとパーツがどう組み合わさり、それによって抱いている「所信」がどう表れ出てくるのかがまったく伝わってこなかった。
 体裁が整っていないんです。いきなり「私の頭の中に今あるもの」とか、「経済、経済、経済」と言ってみたり、「粉骨砕身」と言ってみたり。「先送りできない課題に一つ一つ挑戦し、結果をお示ししてきました」とも言ってましたが、何についての、どういう結果を示したのか。
 所信表明は自らの信ずるところ、信念を語るものです。そこが施政方針演説とは違う。何度もやっているのに、岸田首相は所信表明の意味合いが分かっていない。
 とにかく、てんこ盛りにしなくちゃいけないと、「国民への還元」「供給力強化」「デジタル化」「グリーン化」などと言ってましたが、世の中が風雲急を告げているのに、これでいいのか。もっと、どういう信念に基づいて政策運営をやっていくのかが語られてしかるべきだったと思います。
■今は「分かち合い型経済」を模索すべき時
 岸田政権は発足して2年が経ちましたが、いまだよく分からない政権です。「コストカット型経済」から「成長型経済」へ移行するんだと言ってますけれど、そもそもそれが間違い。今さら成長型経済じゃない。問題は成長の欠如ではなく、分かち合いが下手なことです。いい加減、気がついても良さそうなものだけれど、気がつく感性がないからどうしようもない。
 今は「分かち合い型経済」の姿を模索するべき時なのです。日本経済は富が「偏在」している。これをあまねく行き渡るように「遍在」化させることで、物価高で苦しんでいる低所得者層を救済するという発想が欲しい。
 分かち合い型経済にしていくための政策は、非常に個別的であり、十把ひとからげではない政策体系を作る必要がある。そのためには金持ち増税をしてもいい。メリハリのある控除にすべきです。
私は岸田首相を「鮒侍男」と命名しています。誰かにひょいっと背中を押されたら、押された方向にどーんと行って、壁にぶつかったら、今度は反対の方向にどーんと行って、という感じ。そんな「鮒侍男」感があらためて色濃く出た所信表明でした。これまで、「アホダノミクス男」「鮒侍男」と2つの名前を付けていますが、3つ目に「下手くそな宮大工」とも命名しましょうか。

 
少なくとの岸田文雄は浜矩子により安倍晋三を上回る不名誉な命名を得たことになった。
 
岸田文雄のみならず、自民党内にも本にとっては不愉快なレッテルを貼られている連中は数多くいるが、オジサン的には正直なところ「顔を見るだけで不快になる」 連中はこの二人かもしれない。
 
開き直りと大嘘…厚顔無恥で鉄面皮の杉田水脈と萩生田光一を倒すのは誰か
 
なんという厚顔無恥。なんという鉄面皮! 杉田水脈のことだ(敬称略!)。
 2度にわたる人権侵害の認定を受けても、「ブログは削除して謝罪した」と繰り返すだけでなく、あろうことか動画で「私は差別と闘ってきた、差別はしていません」と開き直りの大放言だ。
「LGBTは生産性がない」「女はいくらでも嘘がつける」。これは差別だろう。だから人権侵害に認定されたんだろう。いくら削除しようが謝罪しようが、新たに認定されたのなら、それについて答えるべきだ。会見しろ、そして議員辞職しろ。
 自民党もなぜこれを放置するのか。彼女を重用した安倍元総理も今はいない。いったい彼女は何に守られているのか。見ているだけでムカついてくる。何やら戦隊モノに出てくるラスボスの部下の女怪人に見えてくる。
 そしてもうひとり恥知らずがいる。萩生田光一(同下)だ(敬称略!)。先日のNHK日曜討論で立憲の長妻議員から「統一教会と最も関係の深い議員のひとり」と言われたら「レッテル貼りはやめて欲しい」とブチギレた。いや、レッテル貼りしたんじゃない。すでに貼られているレッテルを読んだだけだ。
 市会議員時代から教会に出入りしているのは信者が証言しているし、「一緒に神の国をつくりましょう」と挨拶しているじゃないか。
 また、れいわの櫛渕議員と共産党山添議員から「消費税減税」を提案されたら、「消費税は社会保障の財源です」と使い古された大嘘を言ってのけた。5分の1しか使われていないのは、安倍元総理も国会で認めているのに、臆面もなく嘘をつく。
 やっぱり戦隊モノの怪人だ。「ハギューダ」なんてラスボスっぽい名前だ。女怪人ミオを従えたラスボスハギューダを倒すヒーローはどこかにいないのか。スーパーヤトウマンか。リベラルマンか。いや違う。
 悪の組織ジミントウの怪人を抹殺できるのは、スーパーヒーローゼンコクミンの合体ロボだけである。センキョの力で「ヒョウ!」と合体して、さあハギューダを、ミオを、倒すのだ!

 
  
 
最後に、こんな答弁をしているようでは、コヤツはもう壊れているのでは倍だろうか、とオジサンは思う。
 
  
 
      

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