1941年10月の上海を舞台に、アメリカ、ドイツ、日本のスパイや中国のレジスタンスが暗躍するサスペンスドラマ。
主人公のアメリカ海軍諜報員・ポールは、同僚で親友のコナーと上海のカジノで落ち合うはずだったが、コナーは直前に殺されてしまう。
コナーを殺したのはだれか。
調査の過程で知り合うことになる、地元のボス・アンソニー(チョウ・ユンファ)、その妻アンナ、日本軍諜報員・タナカ大佐(渡辺謙)、それぞれの思惑が、物語を動かしていきます。
当時の上海の独特な環境が舞台となっていることで興味があって観に行ったわけですが、雰囲気としては、なかなかよく再現されていたと思います。
ただし、細かい検証はされていないようで、「そんなのあったっけ?」みたいなこともしばしば。
また、米中合作だからでしょうか、日本軍は完全に悪役です。
日本兵は人ごみの中でもバンバン小銃を撃っちゃってます。
それにポールとアンナの会話の中で「南京での非道」という会話がありますが、南京の件が表に出たのは、戦後の東京裁判からであって、それまではだれも聞いたこともない話のはず。
コナーが殺されたきっかけとなった、空母加賀の情報も、史実とは異なってます。
突っ込みどころは多々ありますが、渡辺謙の凄みのある演技、チョウ・ユンファの堂々とした貫禄など、主人公が思いっきり希薄になってしまうほどの両者の存在感はさすが。
それと、物語のキーとなる女の役で、菊池凛子が出演してます。
思いっきりアヘン中毒の役なんですが、こういうのがヤケに似合うんですよねえ。
あまりいい評判が聞こえてこない作品ですが、個人的には結構楽しめました。
主人公のアメリカ海軍諜報員・ポールは、同僚で親友のコナーと上海のカジノで落ち合うはずだったが、コナーは直前に殺されてしまう。
コナーを殺したのはだれか。
調査の過程で知り合うことになる、地元のボス・アンソニー(チョウ・ユンファ)、その妻アンナ、日本軍諜報員・タナカ大佐(渡辺謙)、それぞれの思惑が、物語を動かしていきます。
当時の上海の独特な環境が舞台となっていることで興味があって観に行ったわけですが、雰囲気としては、なかなかよく再現されていたと思います。
ただし、細かい検証はされていないようで、「そんなのあったっけ?」みたいなこともしばしば。
また、米中合作だからでしょうか、日本軍は完全に悪役です。
日本兵は人ごみの中でもバンバン小銃を撃っちゃってます。
それにポールとアンナの会話の中で「南京での非道」という会話がありますが、南京の件が表に出たのは、戦後の東京裁判からであって、それまではだれも聞いたこともない話のはず。
コナーが殺されたきっかけとなった、空母加賀の情報も、史実とは異なってます。
突っ込みどころは多々ありますが、渡辺謙の凄みのある演技、チョウ・ユンファの堂々とした貫禄など、主人公が思いっきり希薄になってしまうほどの両者の存在感はさすが。
それと、物語のキーとなる女の役で、菊池凛子が出演してます。
思いっきりアヘン中毒の役なんですが、こういうのがヤケに似合うんですよねえ。
あまりいい評判が聞こえてこない作品ですが、個人的には結構楽しめました。
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