模型工房クラフトベース工房主の気まぐれ日記

仕事での模型製作や、趣味のプラモ・ガレージキットの製作過程、TVや映画の事など、気の向くままに書いています。

映画「マネーボール」感想

2011-11-18 23:06:53 | 感想
オークランド・アスレチックスのGM(ジェネラル・マネージャー)、ビリー・ビーンが、弱小チームの建て直しを図った実話を元にした映画。

限られた予算で選手の補強をするため、ビリーは、エリート大の経済学卒のビリーをパートナーに、徹底的にデータの数字にこだわった「マネーボール理論」を導入。
それは、これまでの常識を根底から覆す方法で、当然古い体質の球団スカウト達、あるいは球界全体から猛反発を食らう。

このあたりは、プロ野球に限らず、どこも一緒な感じがしますね。

当然ギスギスして、チーム状態は最悪。
監督さえも言うことを聞きません。
ビリーは反対するスカウト陣や、不要と思った選手をクビにして、強引に改革を進めていきます。
そして徐々に効果が表れていきます。

自分が信じて決めた方法を、断固として貫くビリーを、ブラッド・ピットが熱演。
見かけのかっこよさではなく、信念を持った男の魅力を感じます。
50歳になったら俳優を引退して、プロデューサーに専念する、とか言っているらしいですが、これから渋い演技が期待できそうで、俳優をぜひ続けてほしいと思います。

この映画、今日本の某有名球団で、フロントがゴタゴタしてニュースになっていますが、そのGMたちがどのような仕事をしているかを知る、丁度いい機会ではないでしょうか。

個人的に一番燃えたのは、ビリーがトレードで欲しい選手を獲得するため、相手球団のGMと電話で交渉する場面です。
相手の腹を探り、時にハッタリをかましながら、強気に交渉する様子が実に緊張感があります。

選手にクビやトレードを宣告する、辛い仕事もGMが行います(日本ではどうか知りませんが)。

プロ野球って、ホント、選手以外の多くのスタッフで成り立っているんだと、改めて感じます。
プロ野球好きな方は特に観てほしい映画です。
コメント
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