切手の愉しみ

インターネットの特性を生かして、ネット上に現れた切手等を中心に記録していきます。けしからんと思われる方は訪問しないでね。

偽物と本物の間

2007-12-02 13:00:11 | オークション
昨日のオークションに出品されていた東郷5銭の偽造シート、いくらになったのでしょうか。前回($3,750)とほぼ同じ状態ということは、まだまだ出品者の手元には在庫があるのかも知れない。値崩れを起こさないように期間をおいて1点ずつ出品していたりして・・・
半銭の紙折れも昨日のオークションに出品されていました。どの程度珍しいのかわからないが、未使用ということは、他にも何点か存在しているんでしょうね。

ところで、最近いろいろな方から偽物のことを聞かれるので、中国偽カバーの実例をいくつか。
上のカバーは、漢字に親しみのない外国人が見よう見まねで書いたような感じ、漢字文化圏の方には造作なくわかるでしょう。それでも$56になりました。初心者クラスでしょうか。
真ん中のカバーは、多数貼りでインフレ時期を集めている方には興味があるかも知れません。致命的な欠点があります。結果は$172.5になりました。中級の下といったところでしょうか。
下のカバーは、よくできています。これは本物と遜色ない(?)値段の$930になりました。中級の上といったところでしょうか。
上級クラスの偽物はWEBで見てもわかりませんが、中級クラス以下でしたら、丹念に見れば何らかの欠点があります。もちろん、その分野のある程度の知識は必要ですが。当時の日付印、インク、紙等が残っていますので、今のところ偽物としては一番危ない国と思います。いきなりインターネット・オークションから入るよりは、老舗のオークションハウスから手に入れるのが一番無難でしょう。

また、中国切手と在外局とのコンビネーションカバー、日本局以外の偽物は多数見ていますが、幸運(?)なことに、日本局のものは見たことがありません(中国製のよくできた日本局偽消は見ています)。本物の日本局カバーに中国切手を加貼されたら、非常に危険と思いますが、他の外国局カバーにそのような実例が何点もあるので、時間の問題かもしれせん。小判、菊のコレクターの方は注意しておいた方がいいでしょう。

  
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