Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

縮地法???

2005年04月17日 23時59分35秒 | Weblog
縮地法とは、簡単に言えば「テレポーテーション」ってやつです。
ちょっとオカルトチックな話ですが、今回はそんな話とはやや無縁なことを。

私の家にも他の家同様、ご多分に漏れず「家、買いませんか」という類の広告が入ります。
新聞を取っていないせいか、広告の量は少ないのですが、入ると大体こんな類のものです。

今回もまた1枚入っていました。
「武蔵境から徒歩1分」
・・・何か魅力的です。

そんな魅力的な物件だと、広告の中身を購入の如何に関わらず見てしまうわけです。
地図を見ると、確かに徒歩1分でいけるところに立ちます。
武蔵境は今より終電が早くなってしまうものの、距離的には殆ど同じなのでさほど不便を感じることはないでしょう。
広さもまあまあ広い(今住んでいるところよりはややせまいですが)。


となると都心へのアクセスが気になるところです。
やはり将来的には都心に働きに出ることを考えたいものです。

「吉祥寺へ直通5分」
そうですね。快速に乗れば2駅ですので5分で着きます。


「新宿へ17分(三鷹より特別快速利用)」
アクセスがよければそういうことになります。
あと快速は日曜・祝日は西荻窪、高円寺、阿佐ヶ谷は止まらないので、乗り換えなくても多少は早く着きます。
こういう広告は得てしてそこまでの情報は書いていませんが、家を購入するとなればそんな情報は自分から集めるのが基本です。


ここまではいいんです。
「東京へ21分(三鷹より特別快速利用)」
・・・21分!?

その前に、新宿まで17分、東京まで21分、しかも同じ交通手段。
ということは東京~新宿の所要時間が4分!?
その間に四ツ谷、御茶ノ水、神田の各駅に止まるのですが・・・・

きっとミスプリだと思いますが、一瞬「縮地法」の一種かと思ってしまいました。

そんな広告に気が留まってしまいました。

楽器を買いました(リコーダー)

2005年04月17日 23時34分51秒 | 音楽
私はコントラバス弾きであり、チェロ弾きでありますが、他にも興味があって楽器をいくつか持っています。

「リコーダー」もここ1年ほど少しずつはまっているところです。
リコーダーは音域があまり広くない楽器ですが、面白い楽器です。
管楽器の割に音が容易に鳴りますし(ただ、ちゃんと演奏するのはすごく難しい)。

今まで、ソプラノリコーダー、アルトリコーダー、テナーリコーダーを相次いで購入してきました。
リコーダー業界で最もメジャーな楽器はアルトリコーダーなので、アルトの修行をしないといけないところ、楽器収集をさらに続けてしまいました。
で、今日2本の楽器を購入。

それが写真では右の2本です。
並んでいる5本のリコーダーを左から順に言うと、テナーリコーダー、アルトリコーダー、ソプラノリコーダー、そしてソプラニーノリコーダー、クライネソプラニーノリコーダーです。
高い音域にいってしまいました。
特にクライネソプラニーノリコーダーはその音域が半端ではありません。


楽譜にト音記号というのがあります。
あれが1オクターブ高くなった場合、ト音記号の上に「8」って書くんです
(実音(実際に出る音)は記譜(楽譜に書かれた音)より1オクターブ高いです、という記号)
クライネの場合は、その「8」が「15」になるんです。
「15」というのは2オクターブ高いということです。

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【2オクターブが15ってどういうこと?】
まず「オクターブ」について説明します。
「オクターブ」とはドから始めて
ドレミファソラシドと言った場合の、上のドと下のドの幅を表現した言葉です。
(音楽の授業に出てれば一回は習っているはずです)

(※さらに言うと、「振動数比が2:1となる関係」です。
時報において、時間が変わるタイミングでの音(ピッ、ピッ、ピッ、ピ~~ン)は、最初の3音は440ヘルツですが、最後の音(1オクターブ高い音)は880ヘルツとなり、全てラの音です)

一方で、ドとレと言われた場合にこれを「2度」という表現をします(大雑把な説明ですが)。
ドとミだと「3度」、ドとファだと「4度」となります。
さっき定義付けた「オクターブ」は何度になりますでしょうか?
「8度」ですね。
そもそもオクターブという言葉自体が「8番目」を意味するラテン語「octavus」からきています。

「じゃあ同じ音は?」という疑問があるかと思いますが、これは「1度」です。
「0度」でないのがミソです。というか説明に重要になります。

なぜ1オクターブ高いと「8」と書くか、これでお分かりいただけたかと思います。


じゃあ2オクターブの場合はどうなるか? 「16度?」
いやいや、「15度」になるわけです。なぜなら同じ音が「1度」ですから。
というわけで、2オクターブ高い時には「15」と書くわけです。
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クライネソプラニーノリコーダー、こいつは男性には演奏不可能と言われています。
「男女差別するなんてとんでもない」と思いましたが、楽器を買って納得しました。

穴が小さすぎます・・・

全部押さえるのもやっとです。っていうか、自分の手がこんなに大きいと思ったのは初めてです。
私はコントラバス奏者とは思えないくらい手が小さい人間ですが、それでもかなり苦戦しました。
ってことは、やっぱり男性には演奏不可能か・・・。


ソプラニーノリコーダーはクライネを吹いた後には大きく感じます。
それでもかなり小さい楽器です。
ヴィヴァルディのピッコロ協奏曲もソプラニーノリコーダーのような小さなリコーダーのために書かれた曲であるとも言われます。

というわけで、リコーダーがいくつも揃ってきました。
バスリコーダーがあれば、かなりのことが出来そうです。