Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

ピーターラビット

2005年04月12日 23時35分01秒 | Weblog
とある銀行のイメージキャラクターにもなっているピーターラビットですが、私はピーターラビットにちょいとした思い出があります。

私の10歳から続くコントラバス歴の中で空白の期間が3年間あります。
その間やっていたことと関わりがあります。

中学生になり、楽器から遠ざかっていた私は部活動で吹奏楽部を選ぶことなく、しかし体育系の部活を選ぶこともなく(小学生6年の時に水泳部でしたが、中学校に水泳部が無いという残念な学校だったため)、文科系の部活を見てまわっていました。


科学部はマニアック度が高く、美術の趣味はなく、家庭科部は女子だけ。
そんな私が入ったのが英語部でした(地味だなぁ。。。)

出来たばかりの部活で、先生も若く、自分たちから色んなことが出来る環境にありました。
その後スピーチコンテストなんかに出ちゃったりするのですが(惨敗するというおまけもついて)、それはまた別の話。
英語が出来ないくせに部長になり、出来ない英語を駆使した通訳をやる羽目になったというのも、また別の話。

そんなわが英語部、文化祭に何か出品しようということになりました。
「どうせならなじみのある英文学にしよう」ということで、顧問の先生(英文科卒)の推薦で「ピーターラビット」を研究することになりました。

そうなると、「ピーターラビットを読んでみよう」ということになるわけです。
ウェブで見つけましたが、冒頭の文章は今でも非常に強く印象に残っています。

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ONCE upon a time there were four little Rabbits, and their names were
Flopsy,
Mopsy,
Cotton-tail,
and Peter.
They lived with their Mother in a sand-bank, underneath the root of a very big fir-tree.
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この珍しい名前「フロプシー」「モプシー」「カトンテール」「ピーター」という名前、もう10数年も経つのに忘れません。
不思議なものです。
当時作った資料を読んでみると、これがまたかなり詳しく書かれた資料になっていたりします。
そんな英語部、他にも「赤毛のアン」などを手がけたりしました。
あの頃は英文学は面白いと思っていたけど、結局そういう勉強をその後することが無いです。
折角「ピーターラビット」のことを思い出したので、また読み返してみることにします。

ヴィヴァルディの曲をバッハの編曲で。。。

2005年04月12日 00時34分36秒 | 音楽
ヴィヴァルディといえば、私が好きなバロックの作曲家です。
「赤毛の司祭」で有名かと思います。
詳しくはこちらのサイトで色々な情報が集められることかと思います。

そんなヴィヴァルディ、私生児や孤児を引き取っている施設で、20歳までの少女たちに音楽を教え、ヴァイオリン、オーボエ、フルート、ファゴットなど各種の楽器を演奏させていたそうです。
しかも相当なレベルだったらしい。何だろう、○木メソッドみたいなものなのかな?
だからヴィヴァルディの書く曲もそういう子供たちが弾くことを考えているようです。
(バイエルみたいに「教則本書くぞ!!」っていう感じではなかったとは思いますが)


ヴィヴァルディの作曲した曲で私の好きな曲でもある、「合奏協奏曲集「調和の霊感」op.3 より第10番 ロ短調 RV.580」は4本のヴァイオリンと1本のチェロ、弦楽合奏のために書かれた曲ですが、それをバッハが編曲してたりします。
それが、「4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065」

ヴィヴァルディはヴァイオリンの名手なのでそんな感じの曲、バッハはオルガンの名手だったので鍵盤楽器の曲、と勝手に理解しています。どちらも素晴らしい曲で、聞き比べという意味では楽しいです。
バッハはヴィヴァルディの協奏曲を10曲編曲しており、そのうちの6曲がこの「調和の霊感」からです。
弦楽器奏者でよかったと思う瞬間ですね。こういうバロック時代の素晴らしい音楽に触れられるということは。

というコメントを、パガニーニの「24のカプリース」を聴きながら書いてたりして。。。
(これ、こないだの聞き比べに出てきた曲です)