op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

今日のひとこと: さよなら #MotoGP そして #AI がらみでこれから何が起こるのか(2) の導入として

2023年06月14日 20時23分59秒 | Weblog
先週の土曜日、MotoGPを観るのも関連情報を追うのもやめました。初めてWGPの存在を知ったのは、雑誌の裏表紙にRGγとウンチーニが映っていた広告ページ。ウン10年濃淡はあったもののファンであったスポーツに愛想をつかしたということです。

勿論決定打となったのはM.マルケスが予選中に行った走路妨害混じりの後追いです。非常に危険で明らかに異常な行動でしたが、予選はそのまま続けられ、なんとM.マルケスはそのまま予選上位になってしまいました。更に驚いたのは(いや、少しは予想していましたが)、ツイッターでマルケスを擁護・応援する日本語の声がそれなりにあったことです。MotoGPの興行は完全にタガが外れたものになり、日本のファンのコミュニティは最低限の善悪の区別もつかないバカの割合が閾値を超えたということです。(ツイッターだけで判断するなと言われそうですが、日本のレースファンやレース関係者なんてどの年代も結局この程度という事を僕は身に染みて知っています。)

念のために付け加えておくと、ホンダのバイクの出来不出来に関係なく、マルケスの異常行動は彼が王座についた初期の頃から始まっていました。コーナーリング中のペドロサに異常接近し、ペドロサ車のスイングアームについていたセンサーの配線を接触で切ってしまい転倒させています。チャンピオンの目がなくなった年では、ロッシに対し走行妨害を繰り返し、最後はロッシに蹴り倒された事件が有名です。

MotoGPにおける問題は具体的に挙げるときりがなく、既に今まで何度も指摘してきたので、気が滅入るだけなので止めますが、結局MotoGPの「タイムが速くて接戦でカネがかかっている様に見えれば観る人は増えて興行は儲かるだろうからそれでOK」路線は、倫理や常識どころか「レースというスポーツ」を「虚無」でガンガン膨らまし、破裂させるところまでいってしまいました。

もっとも、これはMotoGPに限った事ではなく、WSBKでは近年、併催の年少者向けレースで死者まで出していますし、そもそもMotoGPが手本にしているF1は最早「ただ金が動いている」の境地に達して久しい。直近では今年の全仏テニスでは運営側とプレイヤー側両方でモラルハザードと呼べる事件が起きています。男子プロゴルフツアーの新旧興行で「手打ち」が行われたとかいうニュースもありましたね。


世界のプロスポーツで最近色々馬鹿げた事が起きている主な原因は、加速し続ける金融経済の膨張とテクノロジーの進化に対し、昔ながらの「興行師」の考え方を根本からアップデートできない興行側とそれにくっついている既得権益集団が完全に…


いや、もう手遅れになっている「状態」について今更くどくど書くのは止めましょう。書いておかなければならないのは、こういう「吹き出物」の様に顕在化した事象の根源にあるもの、のはずです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日の一言:ゲームしない僕... | トップ | 今日のひとこと: いまさら「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事