op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

120315テニスメモ

2012年03月15日 20時31分05秒 | Weblog
一昨日同様日は出ているものの風があり気温は低め。ただ、より寒くなったせいか花粉はそれほどでもなく、目が少しかゆくなったぐらい。


重さは若干違うが、ストリング仕様を揃えている2本のうち一本にドライタイプのオーバーグリップをつけて試した。ドライタイプとは言っても、このヨネックス製のモデルはウェットタイプの表面だけサラサラ加工をしたような感じで厚みもある。トーナ製より持ちがいいという評価が多かったので取り寄せたのだが、むかーしの硬い繊維でつくった包帯のようなシロモノを想像していたので、実質グリップサイズ「5」を越えた状態で使えるかな?とちょっと心配していた。結論から言うと良い結果で、これについては後述。

今週は先週顕著になった問題への対処、つまりヒットした後の動き出しを早くすることで、守備範囲の拡大とショットの精度を向上(フットワークに余裕ができればミスも減る)させる練習がメイン(つまりアジリティの強化)。ポイントはまず軸を最後までブラさないこと。これはヒットした後“外側の”足に体重をかけすぎないで比較的コンパクト(足幅をあまり広げすぎずに)に止まることとセット。もちろんサーフェイスの状況によって微妙に変わるし、やっと届くような球を打つときは逆に打ったらそのまま一度駆け抜けてしまうイメージでいいらしい(ショットの精度の確保以外にも、体勢を立て直す時間はその方が短くできるようだ)。

打って止まったらすぐサイドステップでセンター方向へ移動するわけだが、僕は止まる形と移動方法の両方を間違って覚えていたようだ。止まったとき(これは一瞬の停止)、足の親指側への加重を重視しすぎて内股気味になっていた。これは外側に体重をかけると捻挫につながりやすいという理由もあるのだが、内股になると移動の際下半身の力が真っ直ぐ地面に伝わらなくなってしまう。そしてサイドステップに関しては、もっと外側の(移動方向と反対の)足の力を使った動きをする方がいいらしい。ここらへんは、youtubeでもフェデラーあたりのフットワークを解説した動画が見つかるので、後でじっくり鑑賞しよう。

そんな感じで息つくヒマないタイミングで振り回され続け、(普段の運動不足の結果なのだが)かなりきつい週だった。もちろん、脳の特性上、こうしないと動きを深いレベルに定着させられないらしいことはわかっているのだが。


サービスに関しては、今日は一昨日よりまあまあ良かった。最近まではこれほど膝のバネを積極的に使ったスタイルではとても打てなかったのだが、足首→ひざ→腰→背中→肩という連鎖がスムーズに行くようになってきた。かえって膝を使わないとミスヒットの確率が上がる感じだ。そして、オーバーグリップを巻くと手首の動きはやや制限される感じだが、ミスヒットした時の衝撃が小さくなるし、スイングのブレも小さくなる。さらに、オーバーグリップつきで打ってから、レザーのみの方で打つと、滑りの心配からくる無駄な力みが取れているので、またうまくいった。ちなみに今回試したヨネックスのドライタイプは、厚みはそれなりにあるが、やや硬めでフワフワしていないので使いやすかった。


そういえば最近スポーツの動きを物理学的に分析した本を読んだのだが、そのなかで褒められていた、野球のダルビッシュ氏の投球フォームの特徴が、サンプラスのサービスと似ていることに気がついた。つまり、テイクバックで一度肩から先の力を充分抜いてから加速を始める部分。そこから最後の瞬間、つまりヒットの瞬間手首も使ってラケットヘッドをグンと加速させるところはバレーボールのスパイクのプロセスともよく似ている。但しテニスだけは打ちたいボールの軌道が違うので、加速のタイミングは若干早くなる(フラットサービスと言っても、まともに打ち下ろすのではなくやや上へ抜く感じにして少し縦の回転を入れる必要がある。ネット越して無回転で入るのは、カルロビッチかサービスの速度が遅い人である。)。特に手首と握りを極力脱力してトロフィーポジション→インパクトの直前までもってくるのは、多分ボリス・ベッカー以外のビッグサーバーに共通する特徴だろう。まあ、ベッカーの場合はラケットが団扇に見えるような体格だったのでべっかくということか?


ヒモの通し方を変えたシューズ、相変わらず調子がいい。というか、何だかだんだん逆に締まってゆく感じさえする(笑)
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