大江山
いくのゝ道の遠け(介)れ(連)ば(八)
ま(万)だ(堂)ふみ(三)もみず
天の橋立
母の行っている丹後の国へは、大江山を越え、生野を過ぎて行かなければならず、道のりは遠いので、私はまだあの有名な天の橋立の地を踏んだこともなく、また、母からの手紙なども見たことがありません。
作者の小式部内侍(こしきぶのないし)は幼少の頃から歌が上手だったので、世間では母の和泉式部が代わって詠むのだろうという噂もあった。
この歌は再婚した母が、夫とともに丹後国に赴いていたころ、歌合に出席することになっていた小式部内侍に対して「丹後へ行っている母から歌が届いたか」と藤原定頼がからかったことに対して答えた即興の歌として知られている。
金葉和歌集 雑上 550
紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美
筆 中 あさつゆ 玉川堂
墨 はつしぐれ 呉竹
いくのゝ道の遠け(介)れ(連)ば(八)
ま(万)だ(堂)ふみ(三)もみず
天の橋立
母の行っている丹後の国へは、大江山を越え、生野を過ぎて行かなければならず、道のりは遠いので、私はまだあの有名な天の橋立の地を踏んだこともなく、また、母からの手紙なども見たことがありません。
作者の小式部内侍(こしきぶのないし)は幼少の頃から歌が上手だったので、世間では母の和泉式部が代わって詠むのだろうという噂もあった。
この歌は再婚した母が、夫とともに丹後国に赴いていたころ、歌合に出席することになっていた小式部内侍に対して「丹後へ行っている母から歌が届いたか」と藤原定頼がからかったことに対して答えた即興の歌として知られている。
金葉和歌集 雑上 550
紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美
筆 中 あさつゆ 玉川堂
墨 はつしぐれ 呉竹
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