無病生存できるといいなって思いながらスタートした術後6年目の昨日、珍しい花に出会いました。ギョリュウ(御柳)の花です。江戸時代に中国から伝わったって聞いています。葉っぱはアスパラガスの葉のような針葉です。全体にボサボサした不思議な雰囲気の木なんです。
ギョリュウってこんな木なんです。近所の接骨院の塀際に植えられています。詳しくは「季節の花300」を見てください。あんまし見ることの少ない木です。初夏と秋の2回花を咲かせる変わりもんなんです。花言葉は、なんと『犯罪』です、いわれは知りません。
9時半、JAファーマーズ朝日町店へ野菜なんかを買いに行ったんです。こども公園の木立もすっかり夏の雰囲気になっていました。木立の間からは、久しぶりに美しい姿の赤城山がみえていました。七分袖のシャツで出かけたんですけど、ちょうどよかったです。
直売所に並ぶ野菜も変わってきました。昨日は、セリ、フキ、ウド、でかく育ったカブなんかを買い込んできて、フキはすぐ塩摺りして茹でました。今シーズン初めてのフキです。
前日から水に浸しておいた青大豆を塩茹でしながら、フキは油揚げと煮ました。ついでにウドも油揚げと煮て、カブの葉のもみ漬けも仕込みました。術後6年目の朝も変わりなく一仕事させてもらいました。
COCOは、ユキ子さんが稽古場で作業をしているのが気になるらしく内玄関から稽古場の方をずっと眺めていました。でも姿が見えなくなったんで探すと、二階の私のベットの上で昼寝してました。下に敷いているのは、薄手の掛布団、夜の気温も高くなりそうなので用意したんです。
吉駒の稽古場の玄関には五月人形が飾られています。小黒三郎の組木の人形と縮緬細工の兎の武者人形です。どれも、中央通り商店街のクロダ人形店で買って来た人形です。かわいくていいです。
街で用足しをして、呑竜仲見世のヤギカフェでランチをしました。広瀬川はすっかり夏姿のなりました。川の中でも…
流れの中の石の上の浅瀬で、カラスが行水していました。派手に水しぶきを上げた後、すごく気持ちよさそうにしていました。並んで水浴びしたくなるような陽気になっていました。
ヤギカフェではこせんさんと一緒になりました。帰り際には建築家の米田さんがやってきました。ヤギカフェを出ると、猫も日差しを避けて日陰をたどって歩いていました。夏の陽気でした。
岩神町の養田鮮魚店へ向かう途中、石川橋の通りからは赤城山がものすごく迫って見えていました。風も吹いていたのでモヤはすっかり吹き飛ばされちまっていました。
養田鮮魚店の鮮魚ケースには長崎の野母崎三和漁港から直送されてきた魚が並んでいました。写真はイシダイ、ホウセキハギ、マトダイ、イサキです。どれも天然のおいしい魚です。私はヒラスズキを半身分けてもらいました。
わが家に戻ると、玄関先の鉢植えのハコネウツギが咲き始めちゃってました。去年よか10日近く早いと思います。初夏なんです。
養田さんで買って来たヒラスズキは洗いにして辛子酢味噌でいただくことにしました。その方が涼しさを感じます。マグロは周りを炙って漬けにしました。マグロの赤味のおいしい食べ方です。筍を入れ忘れました、ユキ子さんが持って出かけるときにはスズキの洗いの隣に薄切りの筍を入れました。これは義母さんの分です。
私の一人飯です。汁はカブとアブラナです。お浸しはセリ、サラダは新タマネギ、スナップエンドウ、春キャベツ、錦糸卵、トマト、醤油味のドレッシングを作りました。ヒラスズキがとってもおいしかったです。
術後6年目もおいしいもんを作って食べて行くように努めようなって、マナティーさんにもらった酒をお気に入りの杯でちょっとだけ舐めていました。これは決意の表れです。
ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
7日に開催いたしました第80回美登利会公演にお運びいただいた皆さまへ心から御礼申し上げます。お楽しみいただけましたでしょうか。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒に引き継がれ、そして三代目の私で80回を迎えることができました。こんなに長く続けることができましたのも、会を支えてくださる多くの皆様のおかげと、ただただ有り難く、感謝申し上げるばかりです。来春も開催できますように会員一同精進を重ねてまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第80回美登利会と第5回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください。
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい