猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

トレーニングの後は桜が丘百庚申を訪ね、上毛大橋の上から前橋市街地を見下ろしました。夕食は鮨「いわまる」で…

2023-01-21 07:22:05 | なっからさくい生活

前橋の街を遠くから眺めようと、昨日のNiiSのトレーニングの帰り道は、上毛大橋で利根川を渡って帰ってきました。前橋市川原町と隣の吉岡町大久保を結ぶ、橋長534m、1999年に開通した新しい橋です。前橋側に比べ吉岡町側が30mほど高いので、吉岡町寄りの橋の上から眺めると前橋の市街地がこんな具合に見下ろせます。素敵なビューポイントなんです。


北を眺めると、赤城山の稜線の向こうに上州武尊山が一望できます。前橋から上州武尊を眺めるのにはここが一番、ただし、車は停車禁止、わき見運転もダメです。歩きか自転車でどうぞ。

 

 昨日は10時半に家を出て群馬県庁前から群馬大橋を渡ってNiiSへ行きました。正面の県庁舎、2005年に県職員を退職してからはあんまし入ったことがないです。思い出せるのは5回です。この先は、もうないと思っています。

 
滝川の洪水吐きの堰では、昨日もコガモが昼寝をしていました。「今日はどこか回ってきましたか?」と鈴木トレーナーに尋ねられたんで、「いいえ、今日は終わってから北の方を回って帰ります」って答えたんです。そして、トレーニング…

 

 
トレーニングを終えて、JR上越線の線路沿いを北へ向かいました。鈴木トレーナーに言っちまったものですから走るっきゃないんです。向こうに見える雪山は長野との県境の山並みです。そして、JR群馬総社駅前を走り抜けて、更に北へ行くと総社町桜が丘、利根西の前橋の北はずれです。そのまたドン突き…

 
道は突き当たって左へ曲がっています。その角に墓地があります。墓地の中に白い標柱が立っていて、「薬師塚古墳」ってあります。見ると、石室の入り口みたいのがあるのですが、崩れちゃって中は見えません。見たところ、径が15~20mほどの円墳のようです。


その突き当りを左ではなく、右方向にある狭い道へ入るとすぐに石造物がズラッと並んでいる一角があります。「桜が丘百庚申塚」と呼ばれているところです。


「庚申塔」という石造物はあちこちにありますからご存じと思いますけど、そもそも庚申信仰って何だってことになるとよく分かんないんです。中国の道教の教えの中の一つですが、人の体内には「三尸(サンシ)」という虫がいて、60年に一度の庚申の夜に人が眠ると天に昇り、天帝にその人の悪い行いを告げ口するのだそうです。告げ口を信じた天帝はその人を早死にさせちまうというお話しなのです。そこで、早死にしないためにどうしたらよいかと昔の人は考えたんですね。そいで思い付いたのが、「三尸」が天帝に会えなくしちまえと言うことでした。そして、会えなくするための信仰行事がつくられ、それに伴って庚申塔が建立されるようになったということらしいです。

 
石塔の多くは「庚申塔」と刻されたものなのですが、中には像が彫られているものがあります。これは、青面金剛像(ショウメンコンゴウゾウ)、仏教と結びついた庚申信仰独特の本尊なのです。顔が一つで腕二本の人と同じものから、三面六臂(顔が三つに腕六本)までいろいろみたいです。

 
「猿田彦大神」と刻された神道と結びついたのもあります。「大願成就」などと言うのもあります、病気でも治ったのかな…。いろんな石塔が百以上この地に建立されているので、桜が丘百庚申塚と呼ばれているのです。

 みんな古いものかというと、昭和に建てられた塔も結構見受けられ、最近のものまであります。このあたりでは、現在でも庚申信仰が続いているみたいです。


総社町桜が丘のの隣は、吉岡町の大久保です。江戸時代に佐渡街道の大久保宿として賑わったところと聞いています。松平家が前橋城を捨てて川越へ去り、城の堀が水田となってしまっていた「前橋」とは別の、この地の人々の暮らしの文化を感じさせてくれる石造物群です。

 


それから、上毛大橋を西から東へ、前橋の市街地や赤城山を眺めて家に戻りました。NiiSへ行ってくるだけで16㎞ペダルを踏んだことになりました。良い運動でした。

 

 
昼食は、パンダキッチンの冷凍水餃子を茹でていただきました。おいしいです。運動した後の軽めの食事にすごくいいです。それから、JAファーマーズ朝日町店へ買い出しに行きました。直売所に新鮮なセロリが出てました。

 用事のないCOCOは、滝川のコガモと一緒、丸くなって寝ているばかりでした。夕食は、新年二度目の外食にしました。

 

 
刺身の盛り合わせとのれそれのポン酢和え、それとマダラの白子を焼いてもらってちょっぴりですけど酒を飲みました。

 
それからにぎりをいただきました。写真はサヨリとしめ鯖です。アオヤギ、アナゴ、白エビなんかもいただきました。

 
それから思い出してこはだの巻き物を作ってもらいました。この巻き物は、大学生になって訪ねた高崎の満春楼で、親父さんが大人になった祝いだと酒をふるまってくれた時に初めて食べたのです。今でもよく覚えています。そして、仕上げは車エビ、大好きなんです。

 おいしく食べて家に戻ると、COCOは寝てないでちゃんと出迎えてくれました。なんと思っているのかについては考えないことにします。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。今春4月9日には、第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
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