県内にも来ているイスカ(交喙)になかなか会えないと思っていたら、
なんと報告と全く別の場所で会うことができました。
10羽ほどの群れで、8割がオスでした。
かなり高い木のてっぺん、枝が混み合い、
枝かぶりとピン甘多発でした。
朱色がオス、黄色がメスですが、曇り空のため、
色が出にくかったです。
オスもメスも大きさはヒヨドリくらいです。
冬鳥として、群れで日本に渡って来ます。
かなりピン甘ですが、朱色と嘴の交差はわかりますでしょうか。
この嘴なら、松ぼっくりなどの硬い実も
楽に種を取り出して食べられますよ。
こちらはメス。黄色で区別がつきます。
ところで、以前も紹介しましたが、イスカにはある伝説があります。
この季節(今週は受難週)にふさわしいので紹介しますね。
イスカの嘴が交差しているのは、キリストの十字架の釘を抜いてあげたからと言われています。
キリストは罪を犯さなかったのに、十字架(当時の死刑の道具)刑に処せられました。
それは罪人である人間の身代わりだったわけですが、
その時、手のひらや足に釘を打たれました。その釘をイスカが抜いたというのです。
それで嘴が曲がってしまったといいます。
もちろん伝説であり、真実ではありませんが、
ちょうどこの時期、日本ではイスカに出会えますので、
特に私はこの季節にイスカと十字架と釘がセットで想起させられるんですよ。
イスカたちもまもなく帰りますね。
今年は会えて良かったです。
いつもコメントをありがとうございます。
私も久しぶりにイスカに会えてうれしかったです。
県内には毎年訪れますが、今年は特に多かったようで、
中には「ナキイスカ」も含まれていた群れもあったとか。
私はまだそちらは見た事がありません。
イスカは北国の方が多くいる感じです。でも南の方まで行く群れもありそうですね。
今回止まった木は松ではなかったですが、この木の近くには大きな松の森がありますよ。
この伝説は意外と知られていないのでしょうかね??
イスカの群れですか!!いいですね。
関東でもチラホラと目撃情報はありますが、MFでは全く縁のない鳥!!
一度でいいから、こちらにも立ち寄ってほしいのですが・・・・
特徴のある嘴は、まさに天が与えた一物かもしれませんね。
近くに松ぼっくりがあるのかな??