いつも行っている公園の雑木林は、
最近古木を切り、草を刈り取って、
随分スッキリ、以前よりも明るくなりました。
(そのせいで、小鳥は少なくなった気もしないでもないですが。)
6月くらいから、緑色の大きな葉をつけた、
背の高い植物がたくさん生っている事に気づきました。
一体どんな花が咲くのだろうと、密かに期待していたんです。
なんとウバユリ(姥百合)だったんですよ!!
ウバユリと言えば、そんなに多くないと思いますが、
里山や雑木林などで、時々数本見る事がありますよね。
一見して白いテッポウユリに似ていますが、
1本の茎に、左右に段違いに生っているのが特色です。
ウバユリ(姥百合)という変わったネーミングですが、
姥(老女)のように、花が咲く頃には葉(歯)がないから
そんな変な名前がついたそうですよ。
匂いをかぐと、百合の花と同じような独特の香りでした。
(園芸種の百合の香りより弱いです。
辺りはそんなに香りませんでした。)
普通の百合のようにはパッと大きく開きません。
せいぜいこの位です。
少し傷みがありますね。
しべも白いです。
中はドット柄で、少し黄緑がかっていますね。
秋になると種ができますが、
↓
緑から茶色になって熟してきます。(2017年撮影)
↓
この種の袋がドライフラワーとして使えます。(2018年撮影)
この袋を揺らしてみると、
↓
薄茶色のかなり薄いロウ紙のようなものが無数に入っています。
真ん中の濃い茶色のものが実際の種です。
パラパラと振ってみると、風に舞って散っていきますが、
種の数の多さに比べて、発芽しにくいようです。
発芽しにくいから、たくさんの種ができるとも言えますよね。
この公園の管理者は市ですが、
きっとウバユリを残して草刈りをするように
指示を出したのでしょうね。
とても嬉しい事ですが、果たしてここにこんなにたくさん
ウバユリがあるのを知っている市民は
どのくらいいるのかな?と思います。
せっかくだから見て頂けるといいのに。
でも、あまり知られると、今度は保護しづらくなるかも。
複雑ですね。
***
梅雨明け宣言が遅れているこちらの地方ですが、
蒸し暑い日々が続いています。
昨日も30℃を越えました。
そして、今日は更に気温が上がって、なんと33℃予報です。
傘マークもついてます。
できれば、高温になる前にひと雨下さーい!
ウバユリの種の袋、こんな風になってるんですね。
初めて知りました。
ウバユリの花を見つけると、ついつい中をのぞきたくなりませんか。(笑)
昨日、レンゲショウマを見に行った時、このウバユリもたくさん咲いてましたが、すでに枯れる寸前。
もう少し早く見に行けばよかったのですが、連日の雨続きではね。
でも、8月に入って、こちらも梅雨明け、日差しがやっと戻ってきました。
いつもコメントをありがとうございます。
ウバユリがこんなにたくさん植わっている事はそんなに無いですよね。この公園にはいつからこんなにあったのか知りませんでしたが、それまで草まみれで、あまりそこに目が行かなかったんですよ。なので、こんなにたくさんあって、ホントに驚きでした。
ウバユリ、確かに中を覗きたくなりますね。(笑)種の袋も開けてみたくなりますよね。
そちらのウバユリはすでに枯れているのですね。これから種が作られていきますね。
こちらはかなり高温で晴れているのに、なぜかまだ梅雨明け宣言が出ません。午後は雨が降るようですし、明日以降も傘マークなので、このままでは宣言が出ないままかもしれません。7日の立秋が過ぎると宣言しないそうですよ。(><)
里山にたくさん咲いているのを見かけます。
一度種を採って来たことありましたが、
結局植えませんでした(^-^;
いつもコメントをありがとうございます。
ウバユリの名前の由来は面白いですね。気の毒な気もしますよね。大昔は、年を取ると、歯がない人が多かったのでしょうね。現代とはかなり違います。
種は無数にありますが、なかなか発芽しないようですよ。遠くまで飛べるように、薄いセロファンのようなものに包まれてますよね。不思議な花ですね。