エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

火垂るのチャチャチャ

2006年03月07日 | 雑記
一昨日の『正露丸トテチテタ』を受けまして、元ネタとなりました「おもちゃのチャチャチャ」にちょっとふれたいと思います。

「おもちゃのチャチャチャ」。これ、かの野坂昭如氏の作詞によるものです。
そうです。「火垂るの墓」の野坂昭如先生。
ここまでは知っているかたもいらっしゃるかも知れません。
あまりに意外な組み合わせですからね。

では「おもちゃのチャチャチャ」がレコード大賞とってるってのは知ってました?
昭和38年(だったと思います)のレコード大賞作詞賞をとってます。
野坂氏が公な賞をとったのは、これが初めてだったように記憶しておりますが、ファンでもないのでよく知りません。

「火垂るの墓」は、直木賞。

と、こうして考えますに、近年の直木賞もレコード大賞も、ずいぶんとハードルが下がったなぁ、と、思うのは私だけでしょうか?
だいたい昨年のレコード大賞、って、なんでしたでしょう?
まったく知りません。
一昨年は、たしか「世界にひとつだけの花=SMAP」?

直木賞に至っては、なんか若年層にあげればいいや、という感じで、すっかり形骸化されてしまいました。
出版界は、今、大不況のさなかにございますので、話題をとろうと必死なのでしょうけれど、そのうち4ちゃいくらいの超若者が直木賞をとるのも時間の問題って感じですねぇ。
お気の毒なのは、たとえば「火垂るの墓」などと、熾烈な争いを繰り広げて、負けた方々です。
ましてや芥川賞。何年も何年も挑戦しては破れた作家たちがたくさんいらっしゃったのに、けろりと20歳くらいの方がうばってしまいます。
読むと、確かに、まぁまぁ「それなり」なんですが、それ以上じゃないんですよねぇ。
たとえば「火垂るの墓」と比べると、すでに比べること自体が間違っているような・・・。そんなレベルです。
え?これが?という感じはいなめません。

思えば、16歳とか、自分を振り返ってもたいした経験してませんからね。
世の中知りませんでしたし。そりゃ文章にするにも限界があります。

危惧されるのは、いずれ誰も「芥川賞」や「直木賞」に目を向けなくなってしまうこと。
このままなら、近いうちにそうなるでしょう。と、言うか、すでにそんな感じがありますが。

ここはひとつ、ワタクシメが文壇に復活いたしまして、直木賞の権威を立て直そうか、と・・・。
「火垂るの墓」に関連しまして『節子な髪型』などいいと思うのですが。

ページが少ない?
大丈夫です。ハードカバーにすれば。
すっげー分厚いカバーになっちゃいますけど。表紙だけで2cmくらいの。

というわけで、みなさんがお読みのこのブログ。直木賞候補かも知れませんので、もっとありがたがってください。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがたや (Blacky)
2006-03-07 10:28:06
Blackyです。コンニチハ。



いつもありがた~く読ませていただいておりますよ。

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Unknown (MOMO)
2006-03-07 18:27:25
私もとってもありがたがってます。





ここを知ってから1日の楽しみがひとつ増えました♪

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Unknown (akiko)
2007-10-15 11:54:11
ありがたや、ありがたや。
たとえ「筋子な髪型」と、読み間違っていても。
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Unknown (ひなこ)
2008-05-10 11:27:33
ありがたや~ありがたや

2年間遡っておじゃましてます~♪
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