B&B&B

回り道を全力疾走

2泊4日

2009-05-13 12:10:10 | 未分類
案外、自分は美的センスが乏しいんだなと感じた。

案外、自分はコミュニケーション能力が低いんだなと思った

案外、自分は小さい人間なんだなと自覚した

案外、自分は安定しこうかもしれないと顧みた

案外、自分は見栄っ張りなんだなと再認識した

別に人間の性格は画一的なものではないので、驚きはしない。

相対論だ。

森博嗣のスカイクロラシリーズを読んでいると、自然と落ち着く。

自分の世界観と似ているからかもしれない。

ただ、心地良いそこに居座っていても何の成長もないだろう。


飛行機の中で本を読みながら夢をみた。


墜落する夢だ。

気がつくと目の前は地面が近付いていてどうあがいても着地不可能な体制だ。

夢の中でならそんな詳しい状況が分るからいい。

きっと実際は、自分がどういった状況かも分からず死んでいく。


墜落すると分かった時、何かかみさんに残そうとするが、そんな短い時間にちょうど良いものが見つからない。
何もせずともかみさんにプレゼントされたネクタイピンを付けてるから、これでいいかと諦めて、衝撃を待った。


そこで目が覚めた。


自分が死ぬ夢は大して怖くはない。恐いと感じた夢は、窮地に追いやられて精神的に苦しい夢だ。

組織や地域の中で自分の居場所がなくなっていく。

どんな凶悪犯でも、社会に追放された人でも死は全ての生物を受け入れてくれる。

自分の居場所がないと思えば死が自分を受け入れてくれる。


日本が自殺大国となって年間3万人以上自殺者を出しているのは、集団を大切にするあまりちょっとした異端者も排除してしまう、もしくは疎外感を感じてしまうからだろう。

和の文化が人を殺している。


生憎、私の居場所はこの社会にまだ幾つかある。
金を出して居場所を買うこともできるが、そんなものではない。


生きることは、自分の居場所を確保し、広げていく陣取りゲームみたいなものだな。


居場所がなくなればリセットボタンを押せば終わる。


日本は毎年3万人がリセットボタンを押している。

きっと今日僕らが生きた一日は、本来彼らの居場所だったかもしれない。


さて、今日から4日日本縦断頑張ろう!