
やっぱり「北京」の油淋鶏は、店主が「おすすめ」するだけのことはあって旨い! 油淋鶏というと、小さくカットされた唐揚げ状のものをよく見かけるが、私はこちらのように1枚の鶏肉を揚げて、それを細長く切るスタイルが好きである。 肉の断面に甘酢系のタレがしみ込んで、美味しさが倍増するからだ。 さらに重要なのはコロモ。スポンジっぽい、ドーナツで包んだような揚げ方は好きじゃない。 パリパリ、サックリしたコロモがいい。食べはじめは、あまりタレと馴染まずどこかよそよそしい雰囲気なのに、時間の経過とともにタレとも深い仲となり旨みがしみ込んでいく。 この日の鶏肉はいつもより大きかったのか、どんぶり飯を2杯も食べられるほどのボリュームだった。(体重増加を考えて自制) これにナメコと三つ葉の味噌汁、ツボ漬け、麻婆豆腐の小皿が付いて700円。どうもクセになる定食である。 ![]() 箸袋に描かれたパンダ。 横浜中華街にはパンダを利用した店がいくつかある。「老維新」のパンダまん、「ぱんだや」のパンダグッズ、「横浜大世界」のパンダフルライフ、そして「熊猫飯店」などだ。 そのどれもが「パンダだ!」と自己主張しているのだが、ここ「北京」のパンダは奥ゆかしい。 表から見ただけではパンダの存在は分からない。 が、一歩店内に入ると、こんなのも、さりげなく飾られている。 ![]() 箸袋に描かれたパンダと同じ絵を、壁に架けられた色紙に発見! どこか後れ毛がほつれたような姿で、なかなかいい表情をしている。 実はこのパンダ絵、こちらの本に登場しているのであった。 ![]() 『リーリーとシンシン』。 どこかといえば、見返し。 ![]() 「北京」の箸袋に描かれているパンダと同じだ。 ![]() この絵も店内のどこかで見た記憶がある。 ![]() それもそのはず、『リーリーとシンシン』の見返し画を描いている李玉鴻さんは、「北京」ご主人のお兄さんなのであった。 どこかほのぼのとしていて、可愛らしい仕草のパンダ。 壁に架けられた色紙の中から今日も、油淋鶏を食べるお客さんを優しく眺めている。 ![]() |
筆一つでさっと書く墨絵は見ても気持ちが良いものです。
お店だとこのタイプのほうが少ないですよねぇ。個人的にはこれじゃないと「油淋鶏」とは認めません!
>パリパリ、サックリしたコロモがいい。
片栗粉で揚げたタイプ、でしょうか?私もこちらの方が好みです。
しかし、この内容で700円ですか~。すごい。
パンダの絵も微笑ましくていいですねぇ。
パンダの輪郭なんか一筆書きですよね。
一気に書いたんでしょうか。
手足の黒い部分も一筆なのかなぁ。
油淋鶏は中華街のランチメニューによく出てきますが、
どんな姿なのかは運ばれてくるまで分からないので、
注文するのは躊躇してしまいがちです。
粉は小麦粉のようですよ。
肉団子も美味しいと思いますよ。
これに味噌汁とツボ漬け、最高です。
いいなぁ~ そろそろ行こぅかなぁ~
あ、でも旧正月で街自体がかなり混んでそぅ( ̄▽ ̄;)
パンダかわいぃな~
来週から中華街は混みそうですよ。
でも平日ならまだいいかも。
油淋鶏、毎日は食べたくないけど、
たまにはいいですね。
他の店と比べて突出して旨いとは思わなかったなあ。
訪問したとき、私しかいなかったせいか、女将さんが話しかけてきた。
「私たちの店は新宿では人気店だった。大学の先生もきてくれた。でも、今はお客が来ない!家賃が高い!中華街なんか来るんじゃなかった!」と繰り返し聞かされて、うんざりしました。
「そんなにイヤなら新宿に引っ込んでればいいのに!この程度の油淋鷄で人気店になれるほど中華街は甘くないと思いますよ。中華街に店を出すのなら、過去の栄光になんてすがってないで、全てを一からやり直すくらいの覚悟をしてきなさい!」と心のなかで念じておりました。
本来なら、心のなかで念じてないで直接言えばよかったのだろうけど、小心者なのでできませんでした。
愚痴を聞かされる側の身にもなって欲しいです。