桜木町駅近くの北仲橋。滅多に渡ることはないのだが、先日、久しぶりに通った。 ひらがなの橋名板が、こんな風になっていた。 「きたなかばし」 橋名の「橋」は普通、「はし」と書く。それは川の水が濁ってはいけないから「はし」とするのだ。 この橋は平成9年6月に竣工している。こちらの表示板もなんだかおかしい。 なぜ、「竣工」ではなく「しゅん工」なのかな。他の橋を見ても、たいていは漢字で表記しているのだが。 「おおたばし」ではなく「おおたはし」だ。 「ちょうじゃばし」ではなく「ちょうじゃはし」である。「し」が濁音になっているのはいいのか、という突っ込みがありそうだが、これは地名だからこうなるのかな。 宮川橋は「みやがわばし」ではなく「みやかははし」。 この橋の名称は町名を由来としている。 宮川町は明治22年の市町村制施行の際、横浜市に編入した町。古くは久良岐郡戸部村野毛浦といい、明治5年11月に都橋から大岡川の西河岸側に宮川町を新設した。「宮川」は野毛の都橋のそばに祀られていた「子ノ神社」の横を流れていた川の名に由来する。(中区のホームページより) ちなみに、「子の神」はもともと、野毛の三角コーナーにあったという。 町名は「みやがわちょう」なのだが、橋名に使うため、昔の人は「みやかは(わ)」としたのだろうか。あくまでも濁らないぞという強い気持ちが表れている橋名板である。 2017年8月にも「橋名は濁らない」と題して記事を書いているので、それも参考のために貼ってきます。 「橋名は濁らない」 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
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