中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

横浜生糸検査所と帝蚕倉庫

2022年03月07日 | レトロ探偵団

 作治さんからこんな写真が送られてきた。もとは絵葉書だ。
 写っているのは戦前の生糸検査所。現在の第2合同庁舎だ。今はその下層部分にこのデザインが再現されている。


 横浜生糸検査所のパンフレット。


 肉眼検査室。
 VISUAL INSPECTION ROOM


 再繰検査室。
 WINDING TEST HALL


 繊度検査室。繊度とは糸の太さを表す単位の総称。
 SIZING TEST ROOM


 強力伸度及抱合検査室。
 ROOM FOR COHESION、ELONGATION AND TENACITY  TESTS


 乾燥室。
 DRYING HALL FOR CONDITIONED WEIGHT TEST


 セリプレーン巻取室。
 SERIPLANE WINDING HALL


 総荷取扱室。
 GENERAL INSPECTION HALL


 輸出生糸船積状況。
 LOADING OF SILK BALES TO A STEAMER ON THE WARF IN YOKOHAMA


 貴賓室の一部。
 A PART OF THE RECEPTION HALL FOR GUEST OF HONOUR


 横浜生糸検査所屋上庭園より見たる横浜港。
 GENERAL VIEW OF YOKOHAMA HARBOUR FROM THE ROOF GARDEN OF THE YOKOHAMA SILK CONDITIONING HOUSE


 横浜生糸検査所付属倉庫全景。
 GENERAL VIEW OF THE WAREHOUSE OF THE YOKOHAMA SILK CONDITIONING HOUSE


 さて、ここで15年前に見学してきた解体直前の「帝蚕倉庫」の写真を載せておこうと思う。この倉庫は生糸検査所の横に何棟か建っていたうちの一つ。
 内部に潜入! 正面に二つ並んでいるのはエレベーターだ。もちろん旧式ね。


 柱に RAW SILK MADE IN OCCUPIED JAPAN と書かれている。占領下の日本で製造された生糸という意味だ。
 「帝国蚕糸」は1945年9月に接収され1952年7月まで兵舎として使われていたそうだ。


 柱は戦前の絵ハガキにあるような形状だ。


 プラットホーム。ここから貨物線で港に向かっていたんだろうね。


 屋上。


 みなとみらい方面が見渡せる。


 倉庫の外壁。


 こちらは残されて現存している建物。


 当時は帝蚕倉庫株式会社の看板がまだ残っていた。ここが本社だったのだ。
 現在は「北仲BRICK」。アーティストや音楽家、建築家など集う場所として利用されている。


 2009年に撮影されたグーグルストリートビュー。帝産倉庫本社の左側に倉庫群がまだ写っていた。
 そこには現在、「ザ・タワー横浜北仲」という高層マンションが立っている。


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