
携帯電話が使えなくなったときに役立つのが町中に設置されている公衆電話。 ひと昔前はあちこちの街角や商店店頭などで見かけたものですが、最近は携帯電話の普及により利用者が減少し、採算の合わない場所からはかなり撤去されているようです。 そこで関内周辺における公衆電話の設置状況を調べてみました。その一部をご紹介したのが、一つ前の記事です。 調査をするなかで、普段あまり意識していなかったことが見えてきました。 公衆電話には緑色と灰色の2種類があるのは知っていましたが、緑色の電話はさらにデジタル回線とアナログ回線の2種類に分かれているんですね。(灰色の機種はデジタル回線) 大きく分けると3つの種類があり、その機種によってサービスが異なるのです。 たいていの電話機はコイン・テレカの両方が使えるのですが、中にはテレカ専用というのもありました。 これだと、せっかく公衆電話を見つけてもカードを持ち合わせていなければ使えないわけです。(逆にコインだけしか使用できない機種もある) こういう状況を考えると、私たちは日ごろから数枚のテレカを財布に入れておく必要があります。 ただし、偽造カード対策として残りが106度数以上のテレカは使用できないようにされています。 むかし、320度数のカードなんか買って、いまでも200度数とか残している方は、NTT電話料金の支払いにしか使えません。 さて、そんな公衆電話ですが、停電のときにはどうなるのでしょうか。 カードの情報を読み取ったり、液晶画面に表示したりするのには電気が必要ですので、冒頭の写真にあるとおり停電になるとテレカは使えなくなります。 でも、コインは使用可。 電話回線と一緒に流れている微弱な電気を利用しているようです。 ところが、電話機の中のコインが満杯になってしまうと、これまた使えなくなるということです。 これを避けるためには、利用者が10円玉を何枚も投入するのではなく、お釣りは出ませんが100円玉を使って電話をかけるのが、あとから利用する人の為になる掛け方なのかもしれません。 それでも100円玉で溢れてしまえば使えなくなってしまいますが… 灰色の公衆電話はバッテリーを備えているそうですが、カードはもちろんコインも使用できなくなります。 以上のことから、我々はどうしたらいいのかが少し見えてきたと思います。 財布の中にはテレカと100円玉数枚を入れておくこと、そして使うのは緑色のアナログ回線使用の機種でコイン投入口のついたもの、ということです。 でも、いざというときに、そんなにうまくいくのかなぁ…。 ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
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