
北門通りに新しくオープンした盛華楼、ランチは来週から始めますということだったので、今日は同發へ行こうと思い中華街大通りに向かったのですが、なんとなく気になって、まだ開店祝いの花がたくさん飾られている盛華楼を見に行ってみました。
そうしたら、なんと!こんな表示が出ていたのです。


うっそぉ! ランチは来週からって言ってたじゃん。
でもやっているんなら、今日は同發をやめて、ここでランチを食べていくしかありませんよね。
それにしても、すごいことが書いてあります。エビのチリソースに麻婆豆腐が付いてきて550円

そしてこれが30%引きなら、とんでもない価格です。
どれを食べようか迷っていたら、ご主人らしき方が中からドアを開けて、「どうぞ、空いていますよ」と声をかけてきました。
初日とはずいぶんな違いです。あの日は、ドアを開けて中の様子をうかがい、満員と勘違いして帰ってしまう客がいても、まったく気がつかず、お客さんから「新規開店なんだから入口に立って、2階に案内しないとダメだよ」なんて指導されていたのにね。
それが今日は、ちゃんとお客を誘導しているのです。少しは余裕が出てきたのでしょうかね。
店内に足を踏み入れると、初日とは雰囲気が完全に違っていました。
あの日は大勢入っているのに、料理を食べている人がひとりもおらず、BGMもないからシーンと静まり返っていたのですが、今日はフロアを見渡したところ9割くらいの席が埋まっていて、ソバをすする音や食器が触れ合う音などが聞こえてきて、活気があるというか、“活きている店”という感じがしたのです。

座るとすかさずお茶が運ばれてきました。
そしてランチを注文してから20秒でスープとザーサイが到着。
これは早い!

深いスリットの入ったチャイナドレスを着てテキパキと料理を運び回っているお姐さんは、暴走族並の早さです。

サービス品の麻婆豆腐は、この大型ジャーに入っています。ここから自分で茶碗によそうのですが、お代わり自由なので目一杯入れる必要はありませんよ。
自分のテーブルから、何回でも出撃していけばいいわけですから。
これを3杯もお代わりしているメタボリックな人がいました。

ただ、食べ放題のサービス品ということなので、福満園や景徳鎮の麻婆豆腐と比べてはいけません。それなりのモノです。
向かい側にある加賀町警察署の巨漢柔道選手なんかには、たいへん喜ばれるサービスだと思います。

8分ほどでエビチリも到着!
これまた初日とは桁違いの早さです。しかも温かいということは、注文してから作ったのでしょうね。
ほとんどのお客さんがランチを頼んでいました。だから早くなったんでしょう。5種類のメニューだけを作っていけばいいわけですから。
初日はこのやり方を間違えていたのですよ。ランチを提供せず、100種類以上ある通常メニューだけにしていたので、みんながテンデンバラバラの注文をして、厨房とフロアスタッフが大混乱していたのだと思います。
さて肝心のエビチリですが、8匹入っていました。下にはキャベツの千切りも敷かれていて、見た目、普通のエビチリと変わりありません。
お味の方はちょっと塩分が濃い目かな。チリソースが辛い分、塩は控えめにしてほしいところです。
でも柔道警察官なら、汗をかいているので、このくらいの塩分は必要かもね。
食後のデザートは杏仁豆腐ですが、あれこれ忙しくて写真を撮るのを忘れていました。

これは呼び鈴。ファミレスとか居酒屋でよく見かけるものですよね。あちこちでこれを押しているようで、ピンポ~ンが頻繁に聞こえてきます。
そのたびにすかさず、スリット姐さんが「はーい、ただいまうかがいま~す」なんて言って、ずいぶんと反応がいい。

食べ終わってメモを書いていたら、「お茶、お持ちしましょうか」と聞いてくるし、やはり3日目ということで、だいぶ慣れてきたのでしょうね。BGMも中国風の音楽がかかっていましたよ。
ごちそう様でした。
さて、気になるのはお勘定。はたして30%引きになるのか。もしそうならば、これだけ食べて385円です。

レジで伝票を渡すと現実的な言葉が…
「550円です」
「30%引きにならないのぉ?」
「申し訳ありませんね、サービスランチなんでね」

まあ、いいか。エビチリ・麻婆豆腐・スープ・ザーサイ・ライス・杏仁豆腐と、こんなに食べたんですから。これで30%引きを要求したら申し訳ないです。


すっかり満腹になって店を出たら、こんなのを発見しちゃいました。4階はカラオケレストランになっているのです。
なんだか西門通りの景珍楼の構造と似ているのかな。
いろんな発見のあった“盛華楼3日目”でした。
ランチの値段も試行錯誤してるようですね。
200円も上げたのぉ!?
でも、考えてみたらあれで550円というのがおかしいですよ。
安く、安くと言っていると、とんでもないことになっていきますから。
たしかにランチ価格も試行錯誤なのでしょうね。