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中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

野毛から中華街、そして寿町へ

2019年04月02日 | おいしい横浜

 桜木町駅と野毛地区を分断するように建つ巨大なビル、それが「ぴおシティ」である。かつては「ゴールデンセンター」と呼ばれていたが、「戦艦」なんていう有難くない別称もちょうだいしていた。

 このビルが竣工したのは1968年で、昨年、めでたく50周年を迎えた。ビル内には様々な業種が入居しているが、おもしろいのは7階の場外馬券売り場(ジョイホース横浜)と、8~10階に入居している競輪場外車券り売場&オートレース場外車券売り場(サテライト横浜・オートレース横浜)。しかし、どれも会員制の施設なので、私はいまだに入ったことがない。

 私が利用するのは主に地下2階の立ち飲み屋さんである。
 先日、久々に地下街を訪ねてみた。まず感じたのは、立ち飲み屋および大衆酒場が増えていることだ。(冒頭の写真)
 よく通った「石松」、「はなみち」「じぃえんとるまん」のほかに、「ホームベース2」、「ふくふく」、「とぽす」、「風来坊」なんという店ができていた。
 もちろん「ゴールデンもつ」、「すずらん」も健在だ。


 「ホームベース2」でビールを1本呑んだあと、作治さんを誘い「じぃえんとるまん」へ。やっぱり、ここがいちばん落ち着くわぁ♪
 

 生ビールのあとは、瓶ビールに切り替える。我々はコップでは呑まず、いつもジョッキについで「プハ~」とやるのだ。
 小さなコップなんかで呑んでいられないからね。
 
 ビールをグビグビやりながら、昔の桜木町駅周辺やゴールデンセンターのことで話が盛り上がる。
 「ぴおシティ」の所有者の中に現在、「協進産業」という会社があるが、これは戦後、桜木町駅前にあった「協進百貨店」から発展したのだろうね。



  ▲桜木町駅前にあった協進百貨店。



 ▲野毛から眺めたゴールデンセンター。



 ▲東急東横線廃線前の桜木町駅構内。


 昔の想い出やら、生ビール&瓶ビールなどでほろ酔いになった。
 これ以上やっていると酩酊してしまいかねないので、このあとは散歩がてら関内周辺のパトロールに向かった。


 都橋を渡った左側に、こんなお社がある。
 左側の灰色のビルには清水建設横浜支店が入っている。右側はマンション。



 そんなビルの隙間に埋もれているのは……



 第六天稲荷だ。
 数字的にいえば本牧十二天の半分しかないけれど、ここもまた横浜にとって重要な歴史的地点なのである。
 明治7年(1874)に二代目清水喜助が疑似洋風建築を建てた場所なのだ。


 そのことが季刊誌『横濱』2016年秋号(Vol.54)に載っている。


 手前の橋は派大岡川に架かっていた柳橋。この絵は横浜駅を背中にして眺めている。
 橋の手前(右下)は桜川。橋をくぐった先は派大岡川(左下)である。


 昭和30年代の地図で現場を確認してみよう。
 ピンク色に塗った部分が、今はもう埋め立てられて消えてしまった桜川だ。戦後はこの川沿いにカストリ横丁があった。

 てなことを思い出しながら関内駅方面に向かう。


 横浜公園い入るとこんな状態だった。撮影したのは3月半ばなので、現在はチューリップが満開かもしれないね。


 みんなで一斉に咲かないところがいい。


 緋寒桜。
 ここ、以前はホームレスっぽいおじさんや、私のような胡散臭い爺さんが日向ぼっこをしていたもんだが、最近はすごい変り様で、子ども連れのママさんたちや外国人幼児などが遊んでいる。


 横濱名物、白灯台。
 紅白一対の灯台は横浜港の名物であったが、つい最近、その灯台としての使命に終止符が打たれた。
 でも、ここ横浜公園には以前から、白灯台のモニュメントが建てられている。こんなことをやる市の職員がいたんだねぇ…


 さて、横浜公園を出ると、日本大通りの先になにやら巨大な構造物がみえてきた。


 大桟橋に係留しているクルーズ船である。
 すごいよねぇ~。


 そんな風景を楽しみながら、横浜中華街に足を踏み入れる。
 よく利用したコンビニが消えていた。


 四五六菜館新館に足場が組まれている。この写真を撮影してから半月も経っているから、もう工事は終わっているのかもね。


 「金華園」あと。まだこんな状態だ。
 中華街パトロールはこの辺で終えて、寿町方面に向かう。目的はチャーハンだ。


 その前に「音羽食堂」を覗くと、休憩中だった。ここがどんな食堂なのかは、コチラから。


 寿地区に入ると、ちょっと前に見た桜の木が、まだピンク色っぽく見える。


 どうやら満開を過ぎつつあった。


 角打ちができる酒屋。
 でも、いまだに打ったことがない。なかなか入れない……

 そして、この散歩の最終目的地であるチャーハンのお店は、残念ながら休憩時間中であった。


 
 

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2 コメント

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現在の光景を見ながら (ミサイル超獣)
2019-04-03 20:12:29
同時に過去の光景を偲べるというものの見方が、ある意味SF的で素敵です。
意識してないと見さえしないし覚えてても紐づけ出来てないとすぐ忘れちゃう。

でも横浜は川の名残が道路に残っていたり、震災前の遺構があちこちに残されていたりと、過去への入り口が沢山あるので歩いてて楽しいですよね。
返信する
昔の風景 (管理人)
2019-04-04 06:22:39
>ミサイル超獣さん
現代はARというのが発達してきて、
スマホやアイパッドをかざすと、
昔のその場所の風景写真が出てくるというのがあります。
何処でも出るわけではありませんが。
https://www.youtube.com/watch?v=RIfQmzPprs8
返信する

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