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中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

上海路の「福福」でラーメン

2006年05月08日 | 中華街(上海路)
 豚カツ、スパゲッティ、日本蕎麦、フレンチ、焼肉、煮魚定食…なんでも揃っている横浜中華街。この中華料理屋の集積した街で、非中華料理屋が生き残っていくというのは大変なことだと思います。だから、これらのお店には旨いと言われるところが多いのです。
 
 でも、こんな中華街にラーメン屋さんがあるというから驚きです。「福福」は、ラーメン類しかメニューにはない、正真正銘のラーメン屋さんです。
 今日の昼休みはなんだかんだで出遅れてしまい、行く先々で満席。昼食難民となってしまいました。そこで頼りになるのが、いつ行っても空席の目立つ「ラーメン・福福」。
 カウンター5席にテーブル3つほどの小さな店に、今日も先客は4人だけ。メニューは次のとおりです。

[メニュー]
 ラーメン    500円
 塩ラーメン   600円
 メンマラーメン 700円
 ワンタンメン  800円
 その他…


 今日はラーメンにしました。カウンター上の宣伝を見ると、「トンコツ、鶏ガラ、昆布、魚介類からダシをとった、昔ながらの支那ソバ」ということが書いてあります。さあ、どんなお味なのでしょうか。
 待っている間、店内を観察。カウンター内の厨房は、ラーメン類しか扱わないわりには広いようです。また、カウンターとテーブルの間には広いスペースがあります。そして行列もなければ、店内で立って自分の番を待つ客もいません。だからなのでしょうか、ずいぶんと広く感じます。
 さらに、中華街なら胡弓とか台湾ポップスなんかが聞こえてくるのですが、ここのBGMはなんとラジオなのです。ニッポン放送がかかっていました。さすが横浜です。でも、できればFMヨコハマにしてほしい、なんちゃってね…。
 カウンターの箸立てには割り箸がギッシリ詰まっています。テーブル胡椒としては、例のGABANの缶詰が置いてありました。大きな缶です。もしかしたら業務用のモノがカウンターやテーブルに置いてあるのでしょうか。

 カウンター内ではオバサンが一人でラーメンを作っています。フロアスタッフなんていません。こんなだからラーメン類しか提供できないのです。これで餃子だ、エビチリだ、酢豚だ、なんて注文されたら、やっていけませんよね。

 やがて私のラーメンが、カウンター越しに運ばれてきました。具にはメンマ6本、チャーシュー1枚、それにホウレン草が使われています。ナルトや海苔が入っていると場末感が高まるのですが、トッピングはきっぱりこの3品。チャーシューはいい加減なモノではなく、ちゃんとしたモノです。どこか高貴な雰囲気すら漂っていました。
 ドンブリの表面には赤黒く焼いたネギが浮かんでいます。なんという薬味でしょうか、「萬和楼」で売っているモノと同じでした。そして、多少ちぢれ系の麺に旨いスープがからんで、店の雰囲気から考えると、なんだか意外な思いがしました。
 次に来たときは塩ラーメンを頼んでみようかな。 

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