中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

混血児

2020年05月08日 | レトロ探偵団

 GW中に整理していた新聞の切り抜きから、こんな記事が出てきた。映画「混血児」に関する解説である。日付は昭和28年4月25日。もともとこの情報を探していたわけではなく、目的は「横浜国際劇場」がいつ閉館したのかを調べることにあったのだが、例によって本来の対象にたどり着く前にいろいろ目移りして、こんな記事もコピーしていたのだった。
 
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 上の段に書かれている「混血児を見る目」の詳細が読めるよ。

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 下の段に書かれている「映画『混血児』を語る」の詳細。

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 こちらは昭和28年3月17日の記事。
 映画「やっさもっさ」ではエリザベス・サンダースホームの児童を起用していたが、こちら「混血児」では横浜のパンパンの子どもたちが出演しているという。横浜・横須賀でロケをしているので、当時の風景が写っているのだろうね。観てみたいものだが。

 映画の原作となった本は高崎節子さんの書いた『混血児』。Wikiによると、教師を経て昭和24年、労働省神奈川婦人少年室長に着任し、エリザベス・サンダースホームに通いながら子どもたちの実態調査を行い、著書『混血児』を発表したという。
 最近は劣化した官僚が目立っているが、むかしはこんな人たちがけっこういたんだね。
 





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8 コメント

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映画「混血児」 (冬桃)
2020-05-09 12:39:28
私がインタビューさせていただいた和田光男さんも
この映画(混血児)に出演なさったそうです。
この頃は「混血児」に対する社会の関心がちゃんと
あったのでしょうね。(良きにつけ悪しきにつけ、ですが)
その後、まったく見なくなり、ついにはタブーに。
ようやく昨年、おととしあたりから検証の気配が
出てきたと思ったら、コロナ騒ぎで消し飛で……。
しかし人間は差別したい動物なのですね。
いまはコロナ差別が酷いようです。
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和田さん (管理人)
2020-05-13 14:41:31
>冬桃さん
「女たちのアンダーグラウンド」に出ていましたね。
あそこに書かれていた映画が、これだったんですね。

本牧では混血というよりも、ハーフという言葉をよく聞きました。
もっとも、それは白人系の話でしたが…
若い男たちにとっては憧れだったようです。
アン・ルイスのことは多くの方がしゃべっていました。
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Unknown (ミドリムシ)
2020-05-16 07:34:02
すいかさん…エリザベス・サンダースホームは学生時代に奉仕の形で訪れた事があります。帰り際のトンネルの所で…胸が詰まって…悲しくなりました。
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Unknown (濱のリリー)
2020-05-16 20:55:03
こんばんは。和田光男さんのことが!
我が町内の方なんですよ。
「沖縄」という映画にも出ていて、去年シネマリンで
「沖縄」の上映があったときにトークショーにいらした佐々木愛さんに会いに行ったとのこと。この映画、観たかったなぁと。酔華さんはみられましたか?
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Unknown (管理人)
2020-05-17 13:57:18
>ミドリムシさん
エリザベス・サンダースホームで奉仕活動をしていた方からいろいろお話を伺いましたが…
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Unknown (管理人)
2020-05-17 13:58:38
>濱のリリーさん
同じご町内ですか!
映画は観ていません…残念
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映画「混血児」観たいです (匿名)
2020-06-06 22:34:18
高崎節子原作の映画「混血児」、もし観られるのでしたら、観たいです。
 どこかに残されていませんか・・・・。
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Unknown (管理人)
2020-06-10 10:50:44
>匿名さん
私も観たいと思っています。
いろいろ調べてみましたが、どこでDVDが入手できるのか分かりません。
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