
震災前のある晴れた日。少し温かくなってきたので本牧ふ頭の旅に出かけてきました。 お目当ては幹線道路を横切る貨物列車を見ることと、しばらく行っていない本牧漁港の食堂でランチをたべること。 私は長いこと本牧ふ頭や周辺エリアに出入りしていますが、今まで貨物線が走っているのを見たのは1回だけ。それは、産業道路沿いに敷設されている線路を走っている姿でした。 だから一度、本牧ふ頭前の広い道路を横切るシーンを見たかったのです。 そのためには、何時に列車がここを通過するのかを調べる必要があります。そこで頼りになるのが、神奈川臨海鉄道時刻表です。 これによれば、貨物列車が横浜本牧駅を11:35に出発し、本牧埠頭駅には11:41に到着することが分かります。 ということで、11:35から11:41の間に、道路を横切るはず。 11時半ころから遮断機のない“踏み切り”で待っていると、横浜本牧駅を出発した貨物列車がやってきました。 ![]() 近くまで来ると一旦停車し、運転士らしき人が車外へ。 線路脇に設置されているスイッチを操作すると、道路の信号が変わり、列車の通過を知らせる警告音が流れ出しました。 ![]() 列車がゆっくりしたスピードで道路に向かってきました。 正面から眺めていると、なかなか迫力があります。 ![]() やがて線路に突入! こんなに珍しいシーンなのに、見物しているのは停車中のトラックの運転手と、若い鉄っちゃんくらいなもの。 ![]() わりと長い列車でした。 最後の台車が通過したあともしばらくは信号が変わりません。 ![]() やがて信号が青になり、停車していたトラックがいっせいに動き出しました。 ![]() こちらは「本牧ふ頭駅」方面。 いま行った貨物列車はここで荷物を降ろすようです。 ということで、今度はこの動画をご覧いただきましょうか。 どうです? いい感じでしょ。 ![]() しばらくすると、いま行った貨物列車がこちらに向かって動き出してきました。 どうやら引き返して来るようです。 ![]() あれぇ? 今度は機関車だけでした。 貨物は台車ごと本牧ふ頭駅に置いてきたようです。 ![]() 今度は機関車1台だけなので、トラックなどの遮断も僅かな時間でした。 【踏み切りの地図】 この踏切の近くに、気なる施設があります。 港関係者が利用する店が入居している「本牧ポートハイツセンター」。 ![]() ここの存在は以前から知っていたのですが、中まで入るのは今回が初めて。 ドアを開けると、いきなり美味しそうなコロッケやカレーなどを売っている惣菜屋さんが出現しました。 「後藤そうざい店」! ![]() これは何か買っていかなければと思わせる雰囲気。 長年の感覚からして、ここはいい店に違いありません。 しかし、このあと漁港でランチをすることを考えると、残念ながらお弁当というわけにはいかないので、コロッケだけを揚げてもらいました。 3人で1個ずつの購入だったのですが、お店の人はそれらを別々の袋に入れ、しかもソースまでかけてくれるサービス! コロッケが揚がるのを待っている間にも、近隣から港関係の従業員が続々と押しかけてきます。 みなさんお弁当を買いに来ていました。 ![]() こちらは向かい側にある「久源」。 にぎり寿司が美味しそうです! ![]() 館内にある自動販売機。 安っ! ペットボトルの飲料が100円! ![]() 談話室もありました。 雑誌、碁盤、将棋盤などが置いてあります。 【本牧ポートハイツセンターの地図】 「後藤そうざい店」で買ったコロッケを食べながら進むと、10分ほどで本牧漁港に到着。 ![]() 穏やかな春の日差しを浴びて、港内の海面がキラキラと輝いていました。 岸壁から海を覗きこむと、まだ水温が上がっていないため、海底まできれいに見えるほど。 私は、こんな時期の海が好きだなぁ。ほんと、きれい。 しばし漁港を観察したあとは、場内にある食堂「叶家」で待望のランチです。 ![]() 太刀魚の竜田揚げ。 本牧沖で獲れるらしいですよ。これぞ地産地消ですね。 ![]() サバの味噌煮。 ![]() 名前を忘れた煮魚。 ちなみに、ここは野毛の「叶家」とは無関係だそうです。 ただ店名が同じだけだと。 【本牧漁港の地図】 食後はふ頭先端にあるシンボルタワーを目指して、さらに歩きます。 ![]() ものの3~4分で通称「港湾カレッジ」に到着。 港湾職業能率開発短期大学校というのが正式名称です。 ![]() 港湾関係の技術を教えているのでしょうね、校庭には貨物船の甲板のような設備が据えられています。 【港湾カレッジの地図】 港湾カレッジを出て本牧ふ頭D突堤の方へ向かいます。 すると、こんな光景が… ![]() まるで材木問屋の倉庫のように、トレーラーのシャーシが立て掛けられて駐車しています。 テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」には登場していないと思いますが、横浜シャーシターミナル協同組合の合理的な駐車場です。 ![]() ここからしばらく歩いていくと、海が見えてきました。 のどかな光景です。 でも一旦、巨大地震がおきると、あんなに荒れ狂うのですから怖いですねぇ… ![]() 防波堤の壁から下を覗いてみると、意外にもこんなテラスが! ここは海釣り施設ではありませんが、魚を釣るには格好の場所… ![]() そんな風に考える人が多いのでしょう、「つり禁止」の警告が。 ![]() やっとシンボルタワーに到着。 ![]() 正面の階段から登っていきます。 ![]() タワーの内部はこんな感じ。 数百段もある階段は色分けされていて、いま自分がどのあたりを登っているのか分かるような仕組みになっています。 ![]() 地上36.5mの展望室から見えるものが描かれた案内板。 最近建設中の「スカイツリー」が新たに書き加えられていました。 ![]() ということで、望遠を最大にして撮影してみましたが、確認できるでしょうか。 赤白の煙突の左側遠方に、霞んで見えるのがスカイツリーのはずです。 と、思うのですがイマイチはっきりしません。 ![]() で、帰ってきてから写真データを取り出し、色調などを変化させてみると… 浮かび上がってきました、スカイツリーが! ![]() さらに拡大して納得。 まさにスカイツリーでした。 まだまだ朝晩は寒い日が続きますが、もう少しすれば暖かい春がやってきます。 これからの行楽は遠出を避け、このような近場で過ごすのもいいかもしれません。 もちろん自家用車は使わずウォーキングでね。 【参考】 漁港食堂時代のアナゴ天丼 漁港食堂時代の宴会 本牧漁港のお馬流し ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
そーですか 野毛の叶家さんとは無関係ですか
ポートハイツセンターも気になっていたので …
よし今度行ったら潜入してみます (〃⌒▽⌒〃)
20年近くお世話になっていましたが、本牧の貨物量と労働者が減って、しばらく前に閉じてしまったようですが、想い出の場所です。
明治時代、ここからシルク製品が世界中に輸出されていたこと思うと感無量です
子供の頃は、「元町プール」と、「本牧市民プール」へ泳ぎに行きました、クラスメートとバッタリ会うこともあったプールでした
「本牧ポートハイツセンター」かぁ~~行ったことがないので、今度遊びに行きます
あれはほんとにおいしかった。
貨物列車には出会ったことがありますが、やたらと長かったです。
記録を見てみると、2008年5月のことでしたが、タイムスタンプは11:24でした。
よく聞かれるみたいですよ。
女将さんが笑っていました。
私も上がってみましたが、
お店は真っ暗でした。
閉店だったんですね。
私も見ました。
タモリが嬉しそうでしたね。
本牧ポートハイツセンターは、なかなか面白そうです。
後藤そうざい店の弁当が気になる…
運が良かったですね。
なかなか出会えないですから。
10年以上も前ですが防波堤下のテラスでタコを釣ってるおじさんを見たことあります。
見学しましたが3杯上げてました。
蛸刺しにしたのでしょうかね。
それともオデンかな。
私は山下公園前の海岸で潮干狩りをしているおじさんを見たことがあります。