王理事長困惑!? わずか2安打で名球会か ヤンキースで頭角を現わしたソリアーノ(夕刊フジ) - goo ニュース
これは…難しい問題ですね。
制度趣旨から考えれば、名球会の会員というのは日本プロ野球に貢献した人ということでしょ。
2000本安打、200勝、250セーブという記録を出すということは多大な貢献をしたということの証明になる。
本来、外国人選手はアメリカである程度の実績が評価されて招聘されます。
日本で数年活躍すれば名球会の条件をクリアするのは想定内。
だから、名球会は日本でのキャリアスタート時を基準にするという見解を出した。
これは日本のプロ野球に対する貢献という制度趣旨を重視したものでしょう。
形式的に考えれば、最初に日本で短期間プレーして、その後アメリカで本格的に活躍すればアメリカ国内にいながら日本の名球会に入れることになります。
今回の件がまさにこれです。
入会条件を設定した時には大した実績もない外国人選手が日本でプレーすることは想定外だったのでしょう。
外国人選手を日本人と同じように育てるなんて考えられなかった。
外国人はあくまで助っ人であり、期間限定という感じですね。
年俸は高いけど期待に添えなくなると速攻で解雇ということもある。
-------------------------------------------
制度趣旨を徹底すると今回の件はアウトでしょう。
まぁ本人も入りたいと思ってるかどうか…。
しかし、この日本プロ野球に対する貢献という基準はかなり曖昧です。
だから貢献度を客観化するために2000本安打という基準を設定したのです。
この基準を抜きに貢献度を判定するとなると、恣意的になる危険性が出てくるでしょう。
数的な基準以外となると人気選手ということなるのかしら?
人気球団に在籍している選手が有利になるよね。
また短期間でいいなら、例えば斎藤佑樹投手は注目度抜群でしたね。
今なら大谷翔平投手かな。
今回はやはり選考の透明性を確保するためにも日本球界でのキャリアスタートを基準にして条件を満たした場合には、入会を認めるということにした方がいいかも。
そして、将来的には日本球界での在籍期間を新たな要件として設定するとか…。