春の選抜大会の意義

センバツに「東北絆枠」１校…３月２２日開幕(読売新聞) - goo ニュース

高校野球の選抜大会でもう一枠増えるようです。
皆様ご存じの通り、甲子園大会というのは春の選抜と夏の全国がありますね。
春の方は毎日新聞の主催で、夏の方は朝日新聞。
夏の全国大会はこの大会のための地方予選を勝ち上がったチームが出場することになっている。
北海道と東京以外は一府県一代表ということね。
だから甲子園でプレーをするためには地方予選全勝でないとダメってこと。
非常に分かりやすいよね。
ところが、春の選抜大会は選考委員会というのがあって、夏の大会のように客観的に決まるわけじゃないのです。
出場校を決定する参考資料として秋季大会や神宮大会などの成績があるんだけど、都道府県ごとに出場校を決定するのではなく、各ブロックごとに決定される仕組み。
そこで同一都道府県から複数の高校が出場したりする反面、出場校がない地方もある。
選抜委員会が選考するから、まぁ順当な学校が選ばれる傾向らしいけどね。
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しかし、同じ全国規模の大会にもかかわらず、どうも世間では夏の大会の方を格上に見てるような感じが…。
出場校の数が違うという以外に、秋季大会などで1回負けても出場の可能性が残るということもあるのでしょう。
夏は一回でも負ければそれで終わり。
それにチームの構成メンバーが春は2学年だけど、夏は3学年。
総力戦という意味では夏の大会の方が新入生がいる分上という感じも否定できません。
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そこで選抜大会では開会式の入場行進曲を工夫したり、特別枠例えば21世紀枠などを設けて特色を出そうとしています。
今回の東北絆枠というのもその一環でしょう。
ただねぇ…やっぱり…どうなのかしら？
例えが変かもしれないけど、国会で言えば夏の大会が衆議院、春の大会が参議院みたいな…。
分かりますか？ｗ
いつも廃止の対象になるのは参議院です。
もちろん憲法上衆議院の方が優越性が認められているから格上と言えないわけじゃない。
甲子園大会も春の優勝校と夏の優勝校…世間ではどちらが上と考えるでしょうか。
夏の方が後から開催されるから夏が上とも言えるでしょう。
そうならば春の優勝校の有効期間はわずか4ヶ月ぐらいということになってしまう。
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そこでね、春の選抜大会の選抜基準をもっと大胆にして夏の大会とはかなり違った趣旨にしたらどうでしょう。
以前わたしが公立高校枠を増やせと書いたことがありますが、それ以外に、野球留学生を完全に排除した大会にするとか。
例えば予選からチームのメンバーは地元の中学を卒業していることを条件にする（私立高校の場合は学区は問わずに少なくとも同一県内の中学）。
地元の中学に入学して3年間滞在することが条件です。
そうすれば自ずと選抜大会の出場校は夏とは違ってくるでしょう。
そして春の大会は純血日本一を争う大会とする。
ちなみに夏の大会は総合日本一ということになりますね。

ただ、これには問題がありますね。
純血高校は春夏予選に出場できるのに、混血高校は夏だけということになり不平等だと。
しかし、混血高校はわざわざ遠くから有力選手を集めているわけだから、夏の大会に出場する可能性は純血高校に比べて圧倒的に高いじゃない。
まぁそれでも不公平感があるなら、春の大会の混血高校の割合を3割ぐらいに留めるとか。
出場校の数についても都道府県ごとに1校というのが理想だけど、国政選挙の議員定数配分のように、登録野球部員の数に応じて出場枠を決めるというのもあり。
まぁ各地方で少なくとも1校は出場させたいから、東京や大阪あたりは3校ぐらいになるかもしれない。
野球経験のない野球ファンの考えですけどね。
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今回の東北絆枠というのは、趣旨はまぁいいとしても、東北の高校のメンバーには関西出身者など地元以外からの野球留学生が多いのは明白。
今年の夏の大会準優勝校である光星学院も関西からの留学生が活躍していました。
彼らの地元関西は東日本大震災の影響を直接受けているわけじゃありません。
野球が終われば関西に戻ったり、東京の大学に進学したり。
青森山田高校や光星学院が留学生中心なのは地元でも知られていることでしょう。
寮生活をしていてるから、地元の人から見れば近所の兄ちゃんとは思えない。
大阪第2代表とか言われていたりしています。
被災した人たち、特に被災した高校球児を優先的に出場させるなら意味があるでしょうけど、これに乗じて混血高校が出場するのは如何なものでしょう。
詳しい選抜方法を知りたいと思う。