遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

九谷庄三銘『竹林賢人・牡丹図三足香炉』

2022年09月18日 | 古陶磁ー国焼

先回に引き続き、幕末ー明治期の香炉です。

 

 

 

横(把手含む) 13.6㎝、縦 10.3㎝、高(火屋含まず) 7.8㎝。幕末―明治。

九谷焼の香炉です。

赤絵で、非常に細かな絵付けがなされています。

竹林七賢人図だと思われます(七人そろって描かれていない図も多い)。

反対側は牡丹の花。

 

耳(把手)は獅子でしょう。

地は、青海波や幾何学模様で埋め尽くされています。

底には、「九谷庄三」の銘が書かれています。

九谷庄三(しょうざ)は、幕末に活躍した九谷焼の名工です。人気が高かったのでしょう、同じ名の品がたくさん作られました。結果、どれが本物の庄三の作か、素人では見分けがつきません(^^;   京焼の「仁清」のようです。

今回の品も、「庄三手」としておくのが賢明でしょう(^.^)

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする