アジアンタムを買いました

日々あったこと、思いついたこと、旅に行った時のことを写真や絵を交えて書いてます。

墨の濃い細い、薄い太い

2011-03-14 23:38:23 | Weblog
少し前、静岡県立美術館のギッター展に行ってきました。
アメリカ・ニューオリンズのギッターさんの集めた日本絵画のコレクション展です。

絵は水墨画から、僧侶が描いたデザインチックな禅画、
彩色の日本画等かなりの点数がありました。

禅画でおもしろいのは托鉢のお坊さんが水泳帽を被ったひよだまりのひよこのような顔で向こうからやってきて、また去っていく絵。《托鉢僧行行列図》中原南天作。
ゆるキャラ。

大きな掛け軸に勢いよく描かれた長い線は、熟練の腕でなければできないと解説にあって、確かにそうかも、とガッテン。『とめはねっ!』も読み、墨の線に美しさを感じる今日この頃。

また水墨画で驚いたのは縁取らずに月を白く丸く塗り残す技法。
一体どうやってるんだろう。
彫刻もそうだけど、出来上がりを想像しつつ作っていって、1回でもマイナスをする(うっかり塗っちゃう、削っちゃう)と「おじゃん」になってしまうのって
ぶれない映像が常に頭の中にないといけないので本当に大変だと思う。

水墨画は植物や山水の様々な描き方のパターンが見れて面白かった。

手紙の端に次回の絵の図案としてかかれた絵にも価値があるのに感心。

ついでに見れたのが《光の蛍》草間彌生作。
一人きれいな灯りの中にただずむ贅沢。
天空の城のラピュタの飛行石の輝く洞窟とか、蛍が沢山舞っているとか連想される。
奥行きがどこまでか、光を奥へ奥へ辿っていって
想像よりも奥行きが感じられ、広い空間にいると思ったときの開放感。


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