本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

目に見えないものを信じる

2006年07月01日 12時10分14秒 | 心についてのあれこれ
それでは今日は例の霊能者の人の話を。
霊能者と日本語では一口に言いますが、私が先日見てもらったその人自身は「クレアボヤント(clairvoyant)」と名乗っています。もとはフランス語で、直訳すれば「透視者」、辞書には「千里眼の人」とも訳されています。

その人の「クレアボヤント」としての称号は、米国カリフォルニア州政府により、「オーラのリーディングの方法として、色、絵、画像、エネルギーを見る能力を有し、それによって人々がより高いスピリチュアルな意識レベルに進化することを支援する者」という定義のもとに、正式なライセンスとして認可されているのだそうです。

そういった研究は、アメリカやイギリスの方が進んでいるようで、最近はテレビでも、「FBI超能力捜査官」が取り上げられているので御存知の方もいらっしゃると思います。
イギリスではかなり古くから霊の現象について議論や研究がなされてきていて、過去には女性霊能者の人が人々の疑いを晴らすべくマスコミに登場し、その立場を築いてきた歴史があるそうで、現在ではかなり社会全体に浸透しているようです。英国王室は、霊能者との関係を明らかにしているそうです。

また、先日イスラエル人の大学の先生に聞いたところによれば、イスラエルでも何年か前に霊能者ブーム、というのがあったそうで、現在は霊能者の養成学校もあるのだそうです。

世界的にも人間の不思議な力がこんなに検証され、認められようとしているのに、日本はまだまだ遅れているように思います。
もちろん怪しげで詐欺まがいの霊能者もたくさんいるようですので、全てを鵜呑みに信じるのは愚かだと思います。
それでも、怪しいものを怪しいままに放っておいて、検証もせずに頭から信じないという態度も、盲目であるのと同じだとは言えないでしょうか。

目に見えないものは信じない、というのは現代の社会における物質や科学至上主義からくる人間の奢りだと思うのであります。
科学だって、人間存在の全てについて明らかにできているわけではないのですから。