ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

映画『ありがとう』

2006-11-25 19:03:48 | つれづれに
阪神・淡路大震災を描き、その復興の中で一条の光を放った
実在の人物を主人公に、逆境にあってもけなげにそして逞しく
生きる人間を描いた映画『ありがとう』を観ました。

【ありがとうより引用】

1995年1月17日、暗闇の朝の衝撃が再び胸に迫る映画でした。

大阪南部に住むわが家も「ドン」という突き上げるような一瞬の
衝撃と共に始まった激しい揺れに、ただ事ではない事態にうろたえました。

当時私は、大阪の私立高校の非常勤講師をしており、
その学校には神戸方面からもたくさんの生徒が通っていました。

連絡が取れない生徒、通学不能な生徒、混乱と不安の中
悲しい連絡が入りました。
崩壊した自宅の下敷きになり、生徒が亡くなったのでした。

彼女は一番好きだった制服を着た姿で天国に召されていきました。
本当に本当に誰を恨むことも、何を憎むことも出来ない
ただ悲しみだけが有るだけでした。

この映画もまた、無数の悲しみがあることこを伝えていました。

ほんのさっきまで、当たり前に存在した全てが一瞬に失われてしまう
地震に見舞われつつ、そこに生かされた『生』の「生かされた意味」を
見出す人々の姿が描かれていました。

詳しい内容は書かないでおきます。
お時間があれば是非ご覧になって頂きたいからです。

しかし一つだけ。。。

ありがとうは『有難う』と書きます。
これは『難儀、有り』の意味であると、教えて頂いたことがあります。

難儀有りてまた、有難う。

人間の営みの真理に迫るメッセージに感謝でした。