ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

生ゴミが消えます。

2006-11-10 21:47:50 | エルピス
今日は当社エルピスが取り扱いを開始する「生ゴミ処理機」の
使用事例の見学に行ってきました。

「ゴミが臭くて・・・」
「小さな虫が・・・」施設厨房から出る日々の生ゴミ対策に
多くの施設様が頭を抱えておられること。
そして、少しでもゴミを減らすことにエルピスもお役に立ちたいと
以前から少しづつ取扱商品の選定をさせていただいてきました。

たくさんの機種の中から、最も機能的であり精度の高い商品を
選ぼうと様々な資料を取り寄せたりしました。
しかし、肝心の私自身のゴミ知識が乏しく、ゴミを取り巻く
現状認識から色々教えていただきました。

そこで浮かび上がったポイントは、
 ・処理時に出るにおい
 ・機械処理後の処理
 ・メンテナンス
 ・ランニングコスト
ということでした。
 
生ゴミ焼却機は、大きく分けて『堆肥型』と『消滅型』の2種類が
有ります。
堆肥型は文字通り処理機に投入した生ゴミが約1/10に分解され
分解後のものを有機肥料として、二次利用できるとしています。

一方消滅型は、処理機に入れたゴミが約24時間の攪拌によって
バイオの力で水分(後に液肥として利用可)と炭酸ガスに分解され、
完全消滅してしまいます。

え~!!ゴミが消えるってどうして!???

「生ゴミが消えてなくなる」消滅型をなかなか信じられなかった
のですが、これが現在の生ゴミ処理機事情に適っていることを
知りました。

・堆肥型は、1~2週間に一度出来た堆肥を取り出さなければならない。
・その時、処理機内のバイオ菌も一緒に取り出すことになるので、
 頻繁にバイオ菌の補充が必要(コスト高)
・次々にできる堆肥の処理に困り、結局はゴミを作ってしまう
・出来た堆肥は、調理済みの残飯も入っているので塩分が含まれてしまい
 塩害による土壌悪化が深刻な問題になっている。

これらの理由と、ゴミを本当に完全処理するという観点から弊社エルピスでは
『消滅型』の取り扱いを始めさせていただくことにしました。

保育園の正面玄関横に置かれた「生ゴミ処理機」は、全く匂いもなく
ふたを開けてみても、においを感じません。


こちらは保育園ですが、この前を園児や父兄も通ります


生ゴミ投入直後です。全くにおいません。
中にはおがくずとチップが入っています。(バイオ菌)


側面についたこのパイプから分解された水分を取り出して
「液肥料」として再利用出来ます。
(これにも塩分が含まれていますので、希釈が必要となります)

4ヶ月前に導入されたこの保育園では、生ゴミ処理機をこの様に
子ども達の目に付くところに置くことによって、ゴミ問題を
身近に感じ、ゴミを減らす必要性を感じてもらいたいと話しておられました。

ゴミ問題は、本当に奥が深いです。
自分の手から離れていくゴミ、自分出した小さなゴミが大きな問題
になってしまう恐ろしさを感じつつ、これからも色々と学ばなければ
と思いました。