ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

ホワイト・カラー・エグゼンプション 1

2007-01-06 00:18:03 | つれづれに
ホワイトカラー・エグゼンプションとは・・・

【オフィシャル解説より】
労働基準法に基づく労働の時間規制を外し、成果に応じて賃金を支払う制度。
1938年に米国で導入された。
一定の要件を満たした(1)管理職(2)運営職(プロジェクト・リーダーなど)
(3)専門職(教師や法律家)の3つの職種が対象。
当初は経営者に近い高所得者に限られた一種のステータスシンボルだったが、
現在はファストフードの副店長クラスにまで適用が広がっている

もう少し分かりやすく、イーウーマンの記事から引用します。

ホワイトカラー・エグゼンプションの「エグゼンプション」とは、
「除外」ということです。簡単に言えば、ホワイトカラーの社員を
労働時間の規制から除外し、自分の裁量で何時間働いても結構、
しかし残業代はつきませんよ、という制度のことなのです。

 そもそも英語の名前がついているからわかるように、
アメリカで実施されている制度です。これを日本でも導入しよう
という動きがあるのです。「アメリカからの輸入」が、
またまた論議を呼んでいるのです。

 2006年4月、厚生労働省の労働政策審議会(厚生労働大臣の諮問機関)
の労働条件分科会に対して、厚生労働省が提案し、検討が続けられています。
当初は専門家の間だけで話題になっていましたが、ここにきて、
サラリーマン・OLの働き方に大きく影響することがわかってきたことから、
賛成・反対の議論が白熱するようになってきました。
     

年収400万以上のサラリーマンを対象として実施しよう
というこの制度。つまり、ほとんど全てのサラリーマンが対象です。
問題点がどこにあるのかを、考えておきたいと思います。

本制度導入にあたり、来年、労働基準法の改正を目指す厚生労働省
においても、前段階での問題点が浮上している。
それは、「兼業禁止規定」を無効にする改正といわれています。

サラリーマンにとって、好都合に見える改正ですが、
年収400万クラスのサラリーマンが、一切の残業代をカットされ場合、
終電まで働かされても、給料が減る分、土日に兼業して取り返そうとしたら、
それこそ休みはなくなってしまいます。

会社側は、個人の収入増加を個人の頑張りで確率しようとするのを
容認する、という姿勢を表面上装うことが出来るから、企業にとって
は責任回避ができるのではないでしょうか?

会社は、何に責任を持ち、何を守り、何を追及するのか。

社会を形成する一員である人の収入に関して、また労働形態全てを
自己責任の範疇に任せてしまうことになるのではないかと、私は
大変危惧しています。

ホワイトカラーエグゼンプションの適用対象年収を引き上げる必要が
あるのではないでしょか?

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