ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

栗東市長決まる

2006-10-22 22:52:11 | 税金ウオッチャー
栗東市長選挙が行われました。
結果は、現職の国松氏が再選されました。
得票は11800表、次点は田村氏で10900票、続いて5800票で
杉田氏となりました。
投票率は約64%であったとの事です。

かねてより国松氏は新幹線新駅建設推進の立場でありました。
今回の市長選はこの新駅問題が、大きな焦点になって行われました。
候補者3人がそれぞれの立場で、賛成と反対を明確に示した選挙で
建設推進の国松氏が再選されたことは、『建設こそ民意』と主張される
ことが想像され、嘉田知事との対立はまさに『民意』対『民意』と
なりました。

栗東市民によってとられた舵が向かう先をこれからも見続けて
いきたいと思います。


栗東市長選挙 今日告示!

2006-10-15 08:37:28 | 税金ウオッチャー
栗東市の市長選挙がいよいよ来週投票日を迎えます。

●「栗東市の未来のために、何が何でも新幹線新駅を作ろう」
とする建設推進派の、現職国松正一氏。
 国松正一ホームページ

●「新幹線新駅は栗東市に大きな負担を強いるだけ、
  今、本当に必要なものを市民で考えよう」
とする建設中止派の、杉田聡司氏
 杉田聡司 (新しい栗東市政を作る会)

●「○か×かではなく、△もあるだろう、一度立ち止まって
考えようと突如立候補を表明した田村隆光氏
 田村隆光ホームページ

以上の3人が立候補しています。
先日「起債は違法」とされた司法に、控訴の議決を取り付けて
国松氏はまだまだ、新駅建設に前向き?です。
一体何があるのでしょうか?

杉田氏は、「違法判決」を勝ち取った住民グループが推薦しています。
非常に少数ではありますが、今回の国松氏との一騎打ちに割って入った
「凍結派?」に市民が翻弄され、票が割れてしまうことを懸念します。

田村氏のブログは最近まで、ご自分の意見を全く書き込まれていない
スクラップでした。政治家であるのに、ご自分の意見を現そうとしない
姿勢に?????でありました。
また、凍結と言うならなぜそれまでのあらゆる議会での決議に「推進派」
として挙手し続けていたのか、きちんと説明するべきです。
選挙に際しての「凍結派」は偽装凍結では・・・・?


私は栗東市民ではありませんので、選ぶ権利はありません。
しかし、一個人としての投票行動を行う時、心がけていることがあります。

1、ややこしい公約を掲げている人には投票しない。
  例えば主義主張が、どっちやねん!みたいな候補者です。

2、しがらみが極力少ない人をえらぶ。
  特定の誰かのために政が行われるのはどうも納得できないからです
  (目的が正しいと明快な場合はもちろん同意します)

選挙は、私達が関われる唯一の意思表示であるともいえると思います。
貴重な機会に一人でも多く、意思表示に行かれることを願います。



 

谷澤弁護士講演会

2006-10-07 19:13:03 | 税金ウオッチャー
谷澤弁護士講演会には、十分なご案内が出来なかったにも関わらず
約60名の参加を頂きました。

 

次々に語られるずさんな計画に、皆さん怒りを通り越して
あきれた表情で頷いておられたのが印象的でした。

谷澤弁護士は大変、滋賀に強い思い入れをお持ちで
「約30年前の「上田事件」を乗り越えて、滋賀は真っ当な県に
なったと思っていたのに、またぞろこの有様は何だ!」
と滋賀県の健全化にかける意気込みを語られていました。

栗東市が新駅建設のため、買収した先行取得112億円の土地の
実質価値はおおよそ30億円からせいぜい35億円であることが
明らかになり、土地開発公社の簿価が如何に不正に金額を
水増ししているものかを、語られました。

地権者を始め市民の皆さんは、
「この時期に良くぞここまで暴いてくれた」と
一様に谷澤先生に感謝の言葉を語られ、『今』栗東市に
必要なのは断じて『新駅』ではない!と口々に発言されました。



ある市民の方は、あまりにも明朗でない計画を不審に思い
『促進協議会』に説明を求めたところ、担当者から
「いちいち市民に説明する必要はない」とけんもほろろに
追い返されたそうです。

担当者は、議会を通してさえいれば、全て了解済みの事項であり
市民の理解はそこで取り付けている。と考えているのでしょう。
傲慢な行政の姿勢にまたもやあきれました。

いよいよ市長選を迎え、民意が問われていますが
賢明なる判断をお一人お一人が求められています。
良き道が開かれますことを祈るばかりです。



谷澤忠彦弁護士講演会が開催されます

2006-10-04 21:35:40 | 税金ウオッチャー
先日、マスコミで紹介されましたが、独自の調査で
栗東市土地開発公社が不当に高額な土地売買を行っていた
嘉田知事に意見書を出された、谷澤忠彦弁護士の講演会が
栗東市で行われます。
お近くの方は、ご参加下さい!


講演会開催

演題:新幹線栗東新駅周辺の土地取引の真実!
   ~新駅は、栗東市の「起爆剤」か?
     それとも「自爆スイッチ」か?~
      講師:谷澤 忠彦 弁護士
 
日時 : 平成18年10月 7日 (土) 午後7時から約2時間 
場所 : 栗東市中央公民館 2階 第二会議室 (栗東市役所前)

 ■講演会の概要
嘉田知事が公約に掲げたことで全国的に有名になった新幹線新駅
(仮称「南びわ湖駅」)の問題。
その新駅の必要性や周辺の土地取引について、1ヶ月以上にわたって
独自調査を進めてきた谷澤忠彦弁護士が、新たに判明した事実を語って
下さいます。
谷澤弁護士の講演後には質疑応答の時間を設け、新駅問題について市民の
皆さんと共に理解を深めたいと考えています。

通潤橋に学ぶ

2006-10-03 00:29:13 | 税金ウオッチャー
小学校6年生国語の教科書に「通潤橋」のお話が載っているのを
ご存知でしょうか?

  
    【 熊本県 通潤橋 】              【通潤橋の構造】

   =いずれも熊本国府高等学校パソコン同好会の作成物を引用=


この通潤橋は人が通る橋ではなく、水を通す水路橋です。

この橋は、安政元年(1854)矢部手永(てなが)惣庄屋(そうじょうや)
布田保之助(ふたやすのすけ)の企画、石工丈八(じょうはち)達の技術、
矢部郷住民の献金と労力奉仕のもとに完成したものでした。

熊本県旧矢部地区は、古くから渇水に悩み、雨乞いをしながら
農作業を行わなければならないほど、水不足に悩まされていました。

その村人の様子を見た惣庄屋の布田保之助が、私財を投入して
水路の建設を計画しました。その姿に感銘を受けた農民達は
自らの労力を差し出し、建築に当たったのでした。

1年8ヶ月という大工事の末、いよいよ水路に水を通す日に
保之助は「白装束」を身にまとい、橋のたもとに立ったのでした。
ここでもし失敗するようなことがあれば、全力で協力してくれた
村人に申し訳が立たない。保之助は、命を賭けて見つめていました。

熱い思いは、水路を勢いよく流れる水しぶきによって
応えられたのでした。


これこそ、「公共事業の精神の源」であると思いました。
『公共事業』のとは・・・
   中央政府や地方自治体が、市場による供給が望みにくい財・
   サービスを提供する事業のこと。
   だからこそ税金を用いて行われる。
と規定されます。

つまり  ●そこに住む人にとって必要不可欠であること
      ●そこに住む人々から、正しく付託を受けていること
      ●そこに住む人の理解を十分に得ていること
      ●必要な資金の内訳が明確に提示されていること
      ●主体者が責任を持って行っていること
が大きなポイントとして、挙げられると思います。

布田保之助が白装束に身を包み、その開通を見守った姿こそ
現在の官僚及び公共事業の主体者に求められる姿なのでは
ないでしょか?

莫大な負の遺産を、後世に残し自分だけが今この時潤うことを
求めるような浅ましい権力者は、この通潤橋に今も流れる
高い志を見習うべきであると思います。






栗東新駅問題⑤「知らされない開発資金」

2006-09-29 18:27:53 | 税金ウオッチャー
栗東新駅問題は先日谷澤忠彦弁護士によって提出された
『栗東新駅建設プロジェクト廃止の意見書』によって
大きく方向転換を始めました。

マスコミの論調も
嘉田知事はなぜ建設凍結を主張するのか、その背景試算を
提示しなければ、進んだプロジェクトを止めること自体が
「もったいない」といものから、凍結やむなし、というものへ
変化してきたようです。

先日の迂回線路にかかる費用を起債でまかなおうとすることに対して
違法であるとの判決によって、その論調はより強くなりました。

谷澤先生の意見書のポイントは
 ・そもそも開発公社によって買い取られた土地の売買か価格が
  不当に高額であること
 ・その売買経緯が極めて不透明であること
 ・JR東海への寄付行為である駅舎の図面すら見ずに
  240億円もの負担額を決めていること
 ・促進協議会が試算した昇降者数も経済波及効果も
  極めてずさんである(大きな計算間違いもあるなど)

さらに、まだ栗東市は開発費用について説明していないことが
あるのです。

それは、栗東新駅駅前開発に伴う『先導プロジェクト』の費用です。
これは現在公表している開発費用のどこにも明示されていませんが
駅ビルを建て、宿泊施設・会議施設などを備えた総合施設の建設を
確かにうたっているのです。

しかも現在この建設事業にはいくらかかるかがわからないのです。
つまり、今現在促進協議会が試算して十分に有効であるとする
経済波及効果では、この費用はまかなえるはずもありません。

栗東市は一体どのように資金調達を行うつもりなのでしょうか?
このように市民に知らされていない内容が、たくさんあるのですね。

こんなことって栗東市だけなんでしょうか?

栗東新駅問題④『急展開!土地取得に黒い影』

2006-09-22 02:34:27 | 税金ウオッチャー
滋賀県栗東市新駅建設問題が急展開しています。
栗東市が新駅設置に伴って行おうとする「土地区画整理事業」
において、現在に至るまでの土地取得に当たって
不当に高額な取引がなされていたことに対して、新駅建設の中止
を求めて意見書が提出されました。

今回滋賀県に対して意見書を提出したのは、
大阪の谷澤忠彦弁護士を中心とするグループです。

主な意見書の内容は
●93年~03年までに取得した11箇所5ha
   (道路や公園の一部として取得)
 のうち、特に面積の大きい1万5千平方メートルについてです。
 木材会社から購入したこの土地は、
当時28億9千万円(一坪当たり63万円)で市公社に取得されました。
 しかし、移転を求めるにあたって、代替地として用意した
市外の土地を簿価より約10億円安く売却した損失分や、
移転保障費用としての約10億円
 金利などが加わって、現在で簿価は55億7千万円になっているのです。
 これは、現在栗東市が示している全体の取得額の
ほぼ半分を占めています。
 一坪取得するのにかかった費用は、なんと122万円と言う計算になります。

 地元の方に伺うと、事実上の売買価格は一坪約10万円との事でした。

 一体どんな感覚でこのような売買が成立しているのかも、全く
 理解できません。
 
このような例は一箇所ではなく、実際の売買の3倍以上の簿価が計上
されている土地もあります。

この簿価に隠された錬金術が暴かれるのは、
恐らく時間の問題でしょう。
公社が土地取得を行い、それを市が買い上げる時に
何らかの操作が行われていることは明白です。

栗東市長はこのままでは選挙は戦えないと、
緊急調査を行うと表明していますが、
本当に知らなかったのでしょうか?

要望書を受け取った知事が民意を味方につけて、英断を下す日が
近づいたように思います。
それにしても、税金って超デフレ嗜好で使われるのですね。。。


栗東新駅問題③「栗東市長選」

2006-09-19 23:02:27 | 税金ウオッチャー
新幹線新駅の建設凍結の天王山である「栗東市長選」が
いよいよの動きを始めました。

「推進派」の現職 国松市長 (58)
「中止派」の   杉田聡司氏(58)に加えて
「凍結で検討派」 田村隆光氏(48)が立候補を表明しました。

田村氏は議論の2極に分け入った第3の選択
つまり、「一旦立ち止まって、よく考えよう」という中間派
で立候補し、選挙民の選択幅を広げようという。


『湖南地域の将来を考えると駅は必要だが、財政難も事実。
建設費の見直しなどを検討したい。開業が3年、5年遅れることも
ありうる」と述べた。すでに立候補表明した2氏を念頭に、
「○か×じゃなく、△があっていい」とも語り、
「限りなく中止に近い凍結」を掲げる嘉田由紀子知事とは
「目標が違うが話し合っていく」と話した。
 立候補を決めたのは、この日早朝。
今月9日に民主党の三日月大造・衆院議員(滋賀3区)
から立候補を打診され、「(新幹線問題の解決という)
火中の栗を拾って大やけどをするかもしれないが、
この街の将来のために一肌脱ごう」と決意したという』

         【9月16日朝日新聞より抜粋】

このように田村氏は自身の出馬について語っています。
一見、凍結派であるように装っていますが、実は
『冷却期間と思考期間をおいての建設推進』であることは
明白です。

しかし、一時的な凍結をうたうので『凍結派』として
市民の目には映ることがあるのです。
本当に凍結ならば、いの一番に今回の市長選に名乗りを上げるべきでした。

凍結派を2分するような今回の出馬は、私からすればどう見ても
凍結派分裂を主点としているように思えてなりません。

栗東市民は今回の選挙で、最低でもこれから30年間の市政を
選択することになると思います。
栗東新駅建設が、もし進められれば、周辺地価の高騰による増税
公的サービスのカット、そのようなことが平気で行われることになるのです。

しかも、最悪の場合夕張市のように債権支援団体に転落する可能性も
十分にあることを良く考えなければなりません。

『今』を見つめつつ、まっすぐに訴える候補者が選ばれますことを
心から祈ります。

まさしく妥協案 貸金規正法

2006-09-16 00:14:50 | 税金ウオッチャー
【自民党は15日、貸金業制度に関する合同会議を開き、
グレーゾーン(灰色)金利の廃止や規制強化を内容とする
貸金業規制法の改正案をまとめた。

 焦点となっていた少額・短期の融資に限って認める特例高金利は
「適用期間2年、年利25・5%」とすることで決着した。
この結果、特例高金利の適用期間を含めて灰色金利が事実上残る期間は、
原案より約4年短い、2011年までの5年となった。
公明党の合意を得た上で、金融庁は秋の臨時国会に改正法案を提出する。】
          (読売オンラインニュースより抜粋)

まさしく妥協案のかたまりですよね。
何も考えずにこの記事を読むと、原案より約4年短い・・・
などと書かれているし、マスコミもすっかり騙されているじゃないかと
思ってしまいます。
 
金融庁が法案として自民党に提出した移行期間9年というのも、
出資法上限を28%にするというのも、そもそもとんでもない案
であることを忘れてはなりません。

表向きは、多重債務者の救済及び業界体質に対する
英断であるかのような体裁を見せつつも、まるっきりのサラ金保護法
のような法案を提出した金融庁のあり方を、軽蔑しています。

なぜ、金融庁はこのような骨なし法案の提出をしたのか。
・・・国民の非難を予想出来ないほど彼らもばかではないでしょう。

そこには、やはりアメリカ様の黒い影が付きまといます。
 業界最大手のアコム・アイフル・ディック・武富士・プロミス・レイク
 のうち、ディック・プロミス・レイクはGEコンシューマーという
 アメリカ外資が買収しています。
 他にも、アメリカ資本の入っている業者がほとんどです。
 
金融庁に圧力をかけていたのは、アメリカ資本であったことを
どのマスコミも判っていながら一切報道しないのです。
貸金規正法の本質もまた、アメリカの支配下にある日本と日本人
であるのです。

私達の税金を惜しみなく投入して蘇った銀行
命がお金に換わることすらも厭わないあさましい外資

食い続ける者と食われ続けるものの固定化こそが
格差の固定化であると感じます。

       

栗東新駅②『栗東市の空気』

2006-09-15 18:25:09 | 税金ウオッチャー


栗東市役所 交通政策部 新駅対策課では
●いかに新幹線栗東新駅《(仮称)南びわこ》が必要か
 を検証し、市民に訴えているそうです。

しかし、県知事選では嘉田知事が当選し、民意は「新駅凍結」
と言う答えが出だされたということもが出来ます。
ところが、新駅は湖南地域の発展と開発のために必要不可欠と
強く訴えている栗東市では、大きなうねりが起きようとしています。

10月22日に行われる栗東市長選です。
 建設推進を訴える現職 国松市長
    vs
建設凍結を訴える   杉田氏
の一騎打ちがいよいよ始まっています。

『民意』は直接選挙によって選ばれる自治体首長の選出と
     これまた選挙で選ばれた市議会議員(県会議員)によって
     もたれる議会の双方で決議を行う『議会代議制』によって
     はかられている。

との、考えに立てば、県知事選のみが民意の反映とは言いがたく
市民(県民)によって選ばれた議員によって構成される議会の決議こそ
民意の反映とも言うことが出来るところに、今回の争点があると思います。

そのような意味で、今回の栗東市長選は、究極の民意の審判
とも言うことが出来、大変注目されているのです。

地元住民は、従来からの定住者は多くを語ることを恐れていると、
ある地元活動家は仰います。
自分が余計なこと(凍結賛成)と言うことによって、子や孫に
迷惑をかける・・・そんな非現代的感覚が残存しているのが
現実だそうです。

一方新規整備されたマンションなどの新規住居者は、
市民サービスの不徹底さと劣悪さを嘆いてます。

「農村部地方は保守王国」そんな言葉もまだまだ聞こえますが、
お尻に火がついている栗東財政の中で、示される民意はいずれなのか
見えざる戦いは始まっています。