ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

食育指針「ねらいと内容」②

2006-08-11 13:04:40 | 食育
引き続き、食育指針のねらいと内容をご紹介いたします。

毎日が発見の連続を体験している子ども達は
日々食を通しても、様々な発見と学びをしています。
生命維持の第一義的な「食」ではなく、真に豊かな「食生活」
を行うために、保育園ではこのようなねらいを定めて、
体系的に「食育」を行っているのですね。

◆第三のねらい
 『食と文化』
  ・様々な料理に出会うことによりその食事の背景にある
   文化に気づく
  ・地域で培われた食文化を体験することにより、
   郷土への関心を持つ
  ・国によって食事や、食事習慣が違うことに気づく

◆第四のねらい
 『いのちの育ちと食』
  ・自然の恵みと収穫までの労働の大切さを知り、
   感謝の気持ちを持って食事することを味わう
  ・実際に栽培・飼育・などの体験を通して、
   身近な存在に気づき、命あるものを食していることに気づく
  ・食材の豊富さを知る

◆第五のねらい
 『料理と食』
  ・身近な食材を使って調理を楽しむ
  ・食事の準備から後片付けまでの食事つくりに
   子ども自らが関わり、味や盛り付けなどを通して
   考え方などを生活に取り入れる
  ・食事にふさわしい環境を考えて、食卓を飾ったり
   落ち着いて食事が出来る環境に気づき、行う


以上のように保育所ではこの5つの観点で食育をその保育カリキュラムに
取り入れて行っておられます。
基本的生活習慣の源である「食事」は、私達の想像以上に子ども達の
情緒の安定をはかり、感性を育てています。
人間形成の重要期である幼児期に、この「食」を通したつながりを
子どもと持つことがなかったら、また希薄であったらそれは子どもの
人格形成にも大きな影を落としかねないことは、言うまでもありません。

保育園でまた幼稚園で、このような視点で「食育」が実践されていることを
多くの方々に知っていただきたいと思います。


ちーろぐの思い
 スーパーへ行けば、何でも揃う今日、ついつい便利さに流されて
 そのような加工品を手にしていることがあります。
 私は、去年一年間の青年塾の学びの中で、「食を正す」ことで
 「かなりまっとうな人生を営むことが出来る」ことを知りました。
 本当においしいものを感謝していただく、為には私自身が
 手間を惜しんではいけないと今は強く思っています。
 本物を作り出す農家の方々の汗は本当に真実の汗です。
 また、いづれご紹介させていただければ幸いです。