ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

食育指針の「ねらいと内容」①

2006-08-10 18:46:59 | 食育
食育指針とは、正確には「保育所における食育に関する指針」
のことを言います。
家庭生活における『食育』を、ご紹介してきましたが
今回からは、保育所施設を利用する子どもに対して
厚生労働省が示した『食育指針』についてご紹介いたします。


保育所に通う子どもの生活は
  朝8時頃   登園
  午前10時ごろ おやつ 
  午後12時ごろ 昼食
  午後3時ごろ  おやつ
  午後5時ごろ 降園
とその生活の大半を、保育所で過ごしています。
実は、私も母が仕事を持っていたので、小学校まで
ずっと保育園で過ごしました。

そこで、正しい子どもの生活の基礎つくりの指針をまとめて
「食育指針」として全国共通の認識を広めているものです。

◆第一のねらい
 『食と健康』
  ・メニューの基本は、主食・汁・主菜・副菜の構成
   であることを知る
  ・手洗いやいただきます。の基本的な生活習慣を身に付ける
  ・食事の雰囲気を楽しむ(テーブルクロスなどで食卓を飾る)

◆第二のねらい
 『食と人間関係』
  ・他者と食事を共にできることの喜びを味わう
  ・様々な人との会食を通して、信頼感や安心感を持つ
  ・食事のマナーを身に付ける


子ども達は、家庭を離れて初めて出会う知らない世界に
大きな戸惑いを持って保育園生活を始めます。
決まった時間内に食事をすることも、大変なことに感じる
子どももいるのです。

しかし、同年代の友達と一緒に食事をし、保育の中で食べ物の
話を楽しくしてくれる先生の存在を感じている中で、
安心して食事自体を楽しめるようになります。
そして、知らず知らずのうちに、『食』の楽しさと豊かさを
体験していくように保育園では、取り組まれています。



孤食・・・では決して味わうことの出来ない喜びを
多くの子ども達の心に残してほしいと思っています。