ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

1945年8月6日

2006-08-06 10:54:36 | つれづれに
私が小学6年生の時につれられた広島。
原爆資料館を見学した夜、あまりの衝撃と恐ろしさで
一晩眠れなかったのを、今でも覚えています。

あまりにも多くの命が奪われ、それだけでなく
今尚苦しみを課し続ける核兵器の恐ろしさを
小学生ながらに痛切なショックを伴って感じました。

3年前、もう一度母と二人で広島を訪れた日も
その夜は眠れませんでした。
惨劇のショックと、人間がこれほどまでに醜い心を
持ちうるのかということへの激しい思いだったように思います。

あの戦争を終わらせるために、原爆を落としたことを
正当化する人もいます。
しかし、あの資料館に一度でも訪れたことのある人は
絶対にそんなことを言わないと、いや言えないと思います。

慰霊碑の前には、
「安らかにお眠り下さい。
 もう二度と過ちは繰り返しませぬから」
との言葉が刻まれています。

この言葉は、「主体」のないものに感じるのです。
『誰が』『どんな』『過ち』を犯したのか。

戦後60年を過ぎ、1945年8月6日と言っても
多くの若者が多くなったと各誌が報じています。
信じられない現状だと思うのも、ある一定以上の年代なのかもしれません。
伝え行くことの大切さと共に、何を伝えるのかを学びたいと
思っています。