ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

過ぎ行く夏・・・

2006-08-31 18:50:11 | つれづれに
照りつけるまぶしい太陽に手をかざした夏が
過ぎ行くのを感じます。

ちーろぐをご覧頂いている皆様の夏はどのような
季節だったでしょうか?

私は、61年前のあの戦争に思いを馳せた貴重な夏でした。

そして私に突きつけられたのは
  『その時、あなたならどうする?」
この問いかけでした。

平和な時代。。。であることに感慨を覚えない時代

先日たまたま見ていたテレビで、黒柳徹子さんが好物のフルーツケーキが
所狭しと並べられている様子に、思わず涙ぐんみ
 『あぁ なんて平和な時代なんでしょうと思います。
  私は、お砂糖のない時代に育ったものですから・・・』
と仰っておられました。

「平和」であることにリアリティーを感じないと言うことは、
言い換えれば「戦争」にリアリティーを感じることもないのでは
ないでしょうか。

時代と社会の中で生きる私達は、時代の持つうねりや、社会の持つ
価値観に拘束されることを、避けることは出来ません。
しかし、その中にあっても自分の思考と、その先を見つめる目を
養うためには、歴史を学び、かの時代にあった事実を紐解くこと
が不可欠であると、改めて感じました。

『リアリティーは私達が考えるほどリアルではない』

これは、大学時代の教授が常々口にしておられた言葉です。
当時の私には、何を仰っておられるのかわかりませんでしたが、
今なぜかこの言葉が、私の胸に蘇ります。

リアルであることは、時に人を傷つけ対立を生むこともあるかもしれません。
しかし、そこに和解と受容が生まれるためにも、リアルに史実を
学び、深めていきたいと感じています。

まだまだ学びが浅く、抽象的申し訳ありません。
しかし、そんなことを感じた夏でした。