仲大屋(ナーカウフヤ)の東隣りに建てられウフデーク(ウスデーク・臼太鼓)の時には旗頭と獅子舞の踊りが奉納され、獅子舞たちは知花公民館(アシビナー跡)へ向かって出発する。(昭和55年6月完成。村神屋の移設分祀(ブンシ)
ヌルの話
知花のヌル(ノロ)は屋号チハナク(仲村姓)という家から出ているが、若いというので祭祀に出ていない。チハナクの話では同家の娘が最初のヌルを拝命したが、若かったのでその兄が道案内をしたことから例になり現在に至っている。その兄の役はミッチュというが、ミッチュとは「道案内」のことであるといっている。
しかし、これには異論がないわけではない。ミッチュは「ニッチュ」すなわち根人である、と。ヌルも他家から出るべきだとの説もある。
知花のヌルドゥンチ(ヌル殿内)からヌルが出るべきであるが、先のヌルは数十年前に死亡し、子供がなかったので、当人の夫(婿養子)の血縁者からさらに養嗣子を取っている。その養嗣子はオホンダカリ(屋号)系統から入っている。
【参考文献】上江洲 均/南島の民俗文化 1987年より抜粋
知花のヌル(ノロ)は屋号チハナク(仲村姓)という家から出ているが、若いというので祭祀に出ていない。チハナクの話では同家の娘が最初のヌルを拝命したが、若かったのでその兄が道案内をしたことから例になり現在に至っている。その兄の役はミッチュというが、ミッチュとは「道案内」のことであるといっている。
しかし、これには異論がないわけではない。ミッチュは「ニッチュ」すなわち根人である、と。ヌルも他家から出るべきだとの説もある。
知花のヌルドゥンチ(ヌル殿内)からヌルが出るべきであるが、先のヌルは数十年前に死亡し、子供がなかったので、当人の夫(婿養子)の血縁者からさらに養嗣子を取っている。その養嗣子はオホンダカリ(屋号)系統から入っている。
【参考文献】上江洲 均/南島の民俗文化 1987年より抜粋