なにわバタフライ

本日、梅田芸術劇場シアタードラマシティにて、戸田恵子さんの一人芝居「なにわバタフライN．Y」を鑑賞しました。

素晴らしかったです。
1人で2時間、3部構成ですが、幕間も舞台から降りず、
ず～～と、しゃべりっぱなしで自分で小道具を用意したり、着替えたり・・・
（桂九雀師匠も、先日３席連続、間は　おしゃべり生着替えには　感動しましたけれど・・・）

脚本は　三谷幸喜さんで、実に上手く出来ています。
落語は　噺家１人で複数の人を演じますが、なにわバタフライは　主人公のミヤコ蝶々さんのセリフしか出てきません。
でも、そこに相手がいるかのごとく、１人お芝居が繰り広げられ、ストーリーが成立します。

最後は　スタンディングオベーションでした。

いつも舞台を見て思うのですが、ステージの内容ではなく、演者のパワーが　すごい！！と感動します。
そのパワーをもらいに舞台を見に行くのです。
『同じ１人の人間が、こんなスゴイねんで！』と、自分に言い聞かせるのです。
自分に同じような才能があるとは思いませんが、こんなふうに人が人を喜ばせる可能性があり、自分も　ちょっとは、人に喜んでもらえる何かが出来れば良いよね～・・・と思いながら、舞台を後にします。

今、目の前にいる人に何が出来ますか？
その人が喜ぶ事、心が揺さぶられることが出来ますか？
みんなが　そんな特技を持って人を喜ばせる事が出来たら、世の中、平和になるのにな～。

今日、１つ残念だったのは・・・
横の席の人が、お太りになっていて、呼吸をするたび、ぴぃ～　ひゅ～　と音を鳴らしはんのん・・・
『絶対、無呼吸症候群やわ！？！？』
と、思ったけれど、
「気をつけなはれや～　病院、行きなはれ！　痩せなあきまへんで！！」
とは、よう言いませんでした。
やはり私は凡人だ。