元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

整列~!

2012-02-29 22:26:16 | 身体
クリスマスに骨付きローストチキンを食べ終わると、必ずすること・・・
関節の屈伸。
関節の形を見ながら、「なるほど!」と納得します。

鳥のささみを茹でると・・・
ささ身を裂きながら、筋線維を観察します。できるだけ長~く裂きます。

またレバーなどの内臓を見ると・・・
「はは~ん・・・こういうのが平滑筋ね。」

またまた焼き鳥を食べに行って、心臓を食べる時・・・
「なるほど、内臓だけど心臓だけは さすが心筋と呼ばれるだけあって横紋筋ね・・・」と、また納得。

内臓の壁である筋肉(平滑筋)と、心臓と関節を動かす骨格筋(横紋筋)は 筋肉の質・形状が違いで分類されています。


残念ながら、人のカラダをそのように見ることはできませんから、「いただきます!」と感謝し、食しながら観察しています。

最近では人体も、一般で知られる「人間の不思議展」であったように、まるでビーフジャーキーのように処理された人体の筋肉をカラーで掲載している解剖学本も多くなりました。
古くからある解剖図も筋線維が鮮明に描かれています。
 
筋肉は その線維の並ぶ方向に縮んだり伸びたりします。

「その運動の仕方は間違っていますよ~!」と、注意する時は その線維の方向から脱線している場合に手直しをさせてもらっています。
ストレッチをする方向も、それは間違いよ・・・とお直ししますと・・・
「あ~伸びた! 先生は どうして私の体なのに、分かるの?!」
せっかくのストレッチも少しの方向が違うだけで、全く効果は違いますよ。

そして、普段、体重を支え、立ち歩きしている脚の筋肉・・・
身体の使い方によって、筋肉の線維は 捻じられて脱線する場合もあります。
変形性膝関節症の人は お腹の力が抜けて股関節がファ~と外へ開き、歩幅せまく、つま先を上げずにペタペタと靴の外側を減らすような歩き方を続けた結果、筋線維の配列が歪み、その結果、膝関節=スネの骨と大腿骨の間が捻じれてしまうのだと思います。
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ラインが入っているストッキング・・・歪みが分かりやすいですね。
左の膝が痛い=左の膝が捻じれています=ストッキングのラインが捻じれています。
つま先立ちになると、左足の方が小指側に倒れる癖が強いです。
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ふくらはぎの筋線維も捻じれて硬くなって、こむら返りを起こしやすいです。
ふくらはぎのストレッチをする時、つま先を外に向けてしている人を多く見受けますが、爪先を真っ直ぐ、踵を真っ直ぐに床に置かなければ、ふくらはぎの筋線維は ソッポむいて、ストレッチできませんよ~。

筋肉を整列しましょうね。



 


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