元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

膝の痛み ケーススタディ

2012-10-24 22:31:50 | 身体
iPS細胞が話題になってから、病院に来られる膝痛の患者さんの数名から・・・

「そのうち膝の軟骨も再生してもらえるかな~?!」
との声を聞きますが、それを期待して良いのか?どうか?

突発的な大きな怪我を除いて、生活習慣病としての慢性的な関節痛は予防できると思います。
他力本願ではいけません。

小さな頃は しっかり身体を鍛えて身体作りをし、
スポーツするならスポーツ医科学に基づき、スポーツ障害を防ぎ、
加齢に伴い、生活習慣を整え、体力低下を防ぎ、養生すること・・・・
年齢の各ステージで気をつけたいものです。

病院(水曜日、木曜日 大阪厚生年金病院スポツ医学センター)では 残念ながら痛みが出たケースを見ます。

76歳Aさん女性 膝の天然サポーターの大腿四頭筋がなくなって、膝の上がシワシワ。
近くへは自転車には乗るけれど、少しの距離でも車を使って歩かないという習慣がこうしたのか?
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筋力不足だけでなく、昨日ブログに書いたように歩き方立ち方の癖・・・
Aさんは つま先が外に向き、膝から下の骨が外に捻じれているのに、膝から上は同調せず、膝が内側に捻られています。特に右膝。

58歳Bさん女性。
Aさんと同じく特に右、つま先の向きと膝の向きがチグハグ。
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このように足底、膝から下の骨(脛骨)、膝から上の骨(大腿骨)の配列が悪いと、膝関節に捻じれ現象が起きて靭帯や半月板が不安定になり、関節に負担が掛かり、痛みを引き起こすようです。

33歳Cさん女性 写真では つま先が前に向いていますが、いつもは つま先も内側を向いています。
まだ若いけれど、筋力が弱く、体幹~股関節~膝関節が全て力なく緩んでいます。
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65歳Dさん男性。 腰椎ヘルニアの手術後、膝も痛くなった。
左右の脚の筋肉の太さの違いは顕著ですが、本人は 知りませんでした。
膝の痛みは 右。  
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55歳Fさん女性。 体重オーバーは 膝関節に悪い!!
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もともとX脚。 生まれつきのX脚、O脚もリスクがあります。 
外反母趾もあり親指が浮いていますね。 しっかり立つ事、歩く事ができません。


体操教室(火曜日、金曜日、土曜日 神戸・西宮・宝塚)では プラスの現象を見せてもらっています。
体操教室に参加している生徒さんは 10年以上の長いお付き合いで、60歳、70歳、80歳と御歳も増えてきましたが、その間、膝痛、変形性膝関節症になる人はいません。
ちょっと調子が悪い時には 自分でケアもできるようになりました。
手術が必要と医師の診断を受けた人も教室に入会し、運動を行う事で痛みが無くなり、手術をしていません。
もともと自ら体操教室に来る人達ですから、健康意識の高い方ばかりで、功を奏しているのだと思います。

プラス、マイナス色々なケースを見せてもらって勉強させてもらっています。

 


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