間もなく、終わるね。
もうすぐ仙台。
隣に座ったおじさんが話しかけて来た。
「どこの山行って来たん?」
「登山じゃねえよ、日本一周。」
「あやぁぁぁぁ!たまげた!」
「はははははははは!出ました、何故か懐かしい仙台弁。」
「たいすたもんだ。一生の宝だべぉん。」
「だべ?写真見る?」
「見せてけろぉ、是非ぃ。」
「始めから行くか。これ、首里城、これ、石垣島、これ、波照間島……おいおい、寝てんのかよ。」
「違う違う、目ぇ悪いから目ぇ薄めで見でだの。綺麗な海だなぁ。」
「綺麗な海だったよ。」
「いやぁ、いいなぁ。俺は行けなかったなぁ。」
「なんで、今から行きなよ。楽勝。」
「無理だべ。」
「無理じゃねぇよ。何が無理なの?」
「いやぁ、無理だべ~普通。」
「仕事?金?家族?なに?」
「全部でねぇが?」
「おじさん、明日死ぬって分かってたらどうすんだよ?」
「明日死ぬって分かってたら?」
「そう。」
「行ぐか。」
「行け。別に無理する必要ねぇけど、足が動くうちに行ってくりゃいいじゃん。」
おじさん、兵庫の天空の城から行くそうだ。
日本のマチュピチュから、見てまわるそうで~す!
さて、仙台着いた。
もうすぐ仙台。
隣に座ったおじさんが話しかけて来た。
「どこの山行って来たん?」
「登山じゃねえよ、日本一周。」
「あやぁぁぁぁ!たまげた!」
「はははははははは!出ました、何故か懐かしい仙台弁。」
「たいすたもんだ。一生の宝だべぉん。」
「だべ?写真見る?」
「見せてけろぉ、是非ぃ。」
「始めから行くか。これ、首里城、これ、石垣島、これ、波照間島……おいおい、寝てんのかよ。」
「違う違う、目ぇ悪いから目ぇ薄めで見でだの。綺麗な海だなぁ。」
「綺麗な海だったよ。」
「いやぁ、いいなぁ。俺は行けなかったなぁ。」
「なんで、今から行きなよ。楽勝。」
「無理だべ。」
「無理じゃねぇよ。何が無理なの?」
「いやぁ、無理だべ~普通。」
「仕事?金?家族?なに?」
「全部でねぇが?」
「おじさん、明日死ぬって分かってたらどうすんだよ?」
「明日死ぬって分かってたら?」
「そう。」
「行ぐか。」
「行け。別に無理する必要ねぇけど、足が動くうちに行ってくりゃいいじゃん。」
おじさん、兵庫の天空の城から行くそうだ。
日本のマチュピチュから、見てまわるそうで~す!
さて、仙台着いた。
ご馳走さまでした。
「カツ丼にしよう、カツ丼に!ね?」
糸井さんが珍しくパワープッシュ。
皆でカツ丼を食べる。
納得だぜ!
「カツ丼を吸い込みおった!」
と言われる程のスピードで。
取調室のカツ丼とは違うね。
取調室でカツ丼食べたことなんてないけどね。
その後に、別なお店で冷ししるこ。
太って帰るかもね。
さて、仙台に帰る。
「ただいま。」
がいいかな?
「宿題終わったか?」
はナシだな。
黙って抱っこしよう。
糸井さんが休みなさいと言った訳が分かったし、糸井さんのお陰様での旅だったからね。
これにて、おしまい。
子ども達を抱っこしたら、この旅は終わりにしよう。
それまで、気を抜くな!
「カツ丼にしよう、カツ丼に!ね?」
糸井さんが珍しくパワープッシュ。
皆でカツ丼を食べる。
納得だぜ!
「カツ丼を吸い込みおった!」
と言われる程のスピードで。
取調室のカツ丼とは違うね。
取調室でカツ丼食べたことなんてないけどね。
その後に、別なお店で冷ししるこ。
太って帰るかもね。
さて、仙台に帰る。
「ただいま。」
がいいかな?
「宿題終わったか?」
はナシだな。
黙って抱っこしよう。
糸井さんが休みなさいと言った訳が分かったし、糸井さんのお陰様での旅だったからね。
これにて、おしまい。
子ども達を抱っこしたら、この旅は終わりにしよう。
それまで、気を抜くな!
これ見ると、すげ!
iPhoneのカメラ。
撮影地がピンドロップされるってぇのは、素敵な機能だね。
糸井さんとこさ、着いたべっちゃ。
暑かった~。
マリモを渡すのだ。
可愛がられるのだよ。
サヨナラ、マリモン。
iPhoneのカメラ。
撮影地がピンドロップされるってぇのは、素敵な機能だね。
糸井さんとこさ、着いたべっちゃ。
暑かった~。
マリモを渡すのだ。
可愛がられるのだよ。
サヨナラ、マリモン。
ゆっくりと、飲んで過ごした。
最後の晩に。
品川で。
なんで品川?
俺が知りたいわい(笑)
与那国島で知り合った、カメラのキタムラとも話せた。
達者で生きていて良かった。
今度、仙台にも来たらいいよ。
胸を張って言える。
いいところだよ。
皆が故郷を大切にするように、俺もそのひとり。
全ての人がそう思えれば、いくらかこの国も悪くねぇよなぁと思います。
好きな食べ物。
これまではチキンライスとかハンバーグだったけど、これからはこう言うぜ。
「皿うどん!」
そのように、話しきれない程の発見がありました。
でも、それは人によっては当たり前だったりするわけです。
だから、どっちが早いとか遅いとか、どれだけやったとか、やってないとか、そんな話はもう終わりにしよう。
全てにおいて。
それはもう、何の価値もない話だと思うから。
一人旅は人生のようでした。
賢くなくてはならない。
度胸もいった。
愛想も必要。
でも、俺には…僕には何もない。
あるとすれば、ありがとう、という感情を言葉か何かで精一杯表現するだけ。
お金ではなかった。
立場でもないね。
情けなさとか、心細さとか、ワクワク感とか、挑戦するとか、決断とか、全部必要だった。
その結果として、僕は今は迷いがない。
ひとりだって事は、孤独だよ、という意味ではないと思う。
孤独とひとりは全然違った。
その上で、
関係ない人っているのだろうか?
関係ない土地ってあるのだろうか?
そんなことを思います。
お会いできた数えきれない皆様へ。
「一日でも半日でも、一時間でもズレていたら会えませんでしたね!」
って、ほぼ全員、皆様仰いました。
僕は名古屋のおばあちゃんの事を思うと、縁とは秒単位で迫り来るものなのかもしれませんって思います。
縁という言葉すら安っぽい。
助けてくれないかなと待つのでは、車は止まってくれません。
助けてくれよと事情を話して、交渉したりして、仲良くなって、どこまででも行けました。
諦めなければ、歩いてだって行けました。
決めたことへの欲求を最優先にすればいいんだね。
会えたか会えないか。
それは、会いに行ったか行かないかとも少しズレている。
どうせ迷惑をかけるのならば、徹底的にやればいい。
そこで、興味や関心や、人を知ることが出来た。
悲しさや嬉しさに程度はなく、経験や文化に大小はないんだね。
色んなことを、学べました。
出会いもありました。
ありがとうの意味も前よりは少しマシに理解出来ました。
そしてね、大人って分からなくなりました。
明日、青山に寄って仙台へ。
糸井さんにお礼と、土産話を。
それから戻るよ。
待ってておくれ。
最後の晩に。
品川で。
なんで品川?
俺が知りたいわい(笑)
与那国島で知り合った、カメラのキタムラとも話せた。
達者で生きていて良かった。
今度、仙台にも来たらいいよ。
胸を張って言える。
いいところだよ。
皆が故郷を大切にするように、俺もそのひとり。
全ての人がそう思えれば、いくらかこの国も悪くねぇよなぁと思います。
好きな食べ物。
これまではチキンライスとかハンバーグだったけど、これからはこう言うぜ。
「皿うどん!」
そのように、話しきれない程の発見がありました。
でも、それは人によっては当たり前だったりするわけです。
だから、どっちが早いとか遅いとか、どれだけやったとか、やってないとか、そんな話はもう終わりにしよう。
全てにおいて。
それはもう、何の価値もない話だと思うから。
一人旅は人生のようでした。
賢くなくてはならない。
度胸もいった。
愛想も必要。
でも、俺には…僕には何もない。
あるとすれば、ありがとう、という感情を言葉か何かで精一杯表現するだけ。
お金ではなかった。
立場でもないね。
情けなさとか、心細さとか、ワクワク感とか、挑戦するとか、決断とか、全部必要だった。
その結果として、僕は今は迷いがない。
ひとりだって事は、孤独だよ、という意味ではないと思う。
孤独とひとりは全然違った。
その上で、
関係ない人っているのだろうか?
関係ない土地ってあるのだろうか?
そんなことを思います。
お会いできた数えきれない皆様へ。
「一日でも半日でも、一時間でもズレていたら会えませんでしたね!」
って、ほぼ全員、皆様仰いました。
僕は名古屋のおばあちゃんの事を思うと、縁とは秒単位で迫り来るものなのかもしれませんって思います。
縁という言葉すら安っぽい。
助けてくれないかなと待つのでは、車は止まってくれません。
助けてくれよと事情を話して、交渉したりして、仲良くなって、どこまででも行けました。
諦めなければ、歩いてだって行けました。
決めたことへの欲求を最優先にすればいいんだね。
会えたか会えないか。
それは、会いに行ったか行かないかとも少しズレている。
どうせ迷惑をかけるのならば、徹底的にやればいい。
そこで、興味や関心や、人を知ることが出来た。
悲しさや嬉しさに程度はなく、経験や文化に大小はないんだね。
色んなことを、学べました。
出会いもありました。
ありがとうの意味も前よりは少しマシに理解出来ました。
そしてね、大人って分からなくなりました。
明日、青山に寄って仙台へ。
糸井さんにお礼と、土産話を。
それから戻るよ。
待ってておくれ。