どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

さて、寝ろ。

2011-07-16 00:51:49 | Weblog
温度差。
壁。
距離。

全部、関係ねぇ。

全部、必ずあるもの。
全部、いつだってあったもの。

ものすごく、俺達は困った。
全員が。
電気、ガス、水道。
ライフラインという言葉が、妙に頭に来た。
馴染みのない言葉だったのに、なんでもなかった人に限って知った風に多用していたからだろう。
風呂も入れず、飯もなく。
夜は暗くて、ひたすらに寒い。
小学校の校庭に車を停めて、ガソリン残量を考えながら凍えぬように、何とか朝を迎える。
そんな日々から、気候が変わっただけで何も変わらない人がまだまだまだまだいる。

何がそんなに変わってないのか。

家族に会えてないから、何も進んでねぇって言ってんです。

東松島に届けたドライアイスは、地元じゃ話題になってたってさ。
「すごい人達だね。」
と。
そうなんだよ。
すごい人達なんだよ。
全国に、俺達なんぞを信じて動いてくれたすごい人がすげーたくさんいた。
大槻君が教えてくれた。
俺の友達ね。
俺と皆の動きが、彼にも伝わっていた。
必ずこうして、誰かにつながる。
必ずこうして、世界はつながる。

明日と明後日を思うと眠れない。

自分の子を探すように。
そのように、神経を持って行く。
俺が死んでしまうかもしれない。
どうなるかが分からなくて怖い。
寝食を忘れて我が子を探す人達と会う機会が多い。
普通ではあり得ない。
ただ、その気持ちが優しくて、愛に溢れていて、迫力があって、切ない。
細い糸で繋がって生きているようにも見える。
目標が低く、近く、シンプルだ。

家族に会う。
家族が揃う。

それだけでいい。
自分が生きる、という生物としての目的 目標よりも、愛する人の為に、人は命を削れる。

人の為にできる事はあっても、人の為に生きることは出来ない。

ただ、人の為に死ぬということは出来る。

死にたい訳じゃない。

どうしても、赤ちゃんを探す迷いが拭えない。

眠れない。

我が子を探すように。

めんどくせぇこと、たくさんあるけど、せめて俺は、その子の為に集中したい。

今週末、俺の人生は必ず変わる。

それが怖くてね。

久しぶりに息子達を見ながら寝ようと思う。
君達の寝息を聞きながら、横で眠りたい。

君たちを助ける代わりに、俺の命が必要だと言うならば、遠慮なく言えばいい。

君達の望むようなことをしてあげられていない。

だけど、これから来るデカいギャップは極力埋めておくぜ。
その時に、君達が一番望むだろうことは、今を逃したらしてあげられない。

その時に君達が一番望むだろう。

友情や、恋愛を邪魔するわけにはいかんからな。

任せておけ。