どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

ヘイ、スコップ団。お願いがあんだけどさ。

2011-07-04 21:22:09 | Weblog

やぁ。
スコップ団にお願いがあります。
長く続けなくちゃいけない気持ちと、サッサと終わらせたい気持ちと色々ある。
色々あるけど、君等に何かあったら俺はもう、どうしていいか分からない。

もし、俺の会社でスタッフが土日にボランティア活動に行き、疲れを引きずり出社してきたら、俺はメチャメチャに怒ると思う。
「そんなもん、やめちまえ!」
とは言わないが、
「自己管理も出来ないで、人助けなんて出来んのかよボケが!」
と言うだろう。

今日、俺は〆切もあったし、いつも以上に打ち合わせも多かった。
けど、さすがに疲れは溜まっていると思う。疲れた。
俺は体力がある方だと思う。

いつも、一緒にしばらく行動を共にした人は、
「なんでそんなに元気が残っているのか・・・?」
と、俺に言う。
タケチンぐらいだ、がっちり着いてくるのは。

そんな俺も、今朝は辛かったし、昨夜もグダグダになっている。

あの日から、まともに休んだ日なんてなかった。
心が休まる時間はあっても、
「あ~、今日はなにをしようかな?」
とボケ~っとする日なんて一度もなかった。

ショックがでかくて、とにかく動いてないと俺までダメになりそうで、動くのを止めなかった。

活動自体を休む日を作らないと、気が気じゃなくてどうせ皆が参加するだろう。
そういう人たちだって分かってる。
だから、
「おいお前ら。ライブあっから10日は休みね。」
と言ったけど、本当の理由は直接は照れくさくて言えないけど、皆が大事だから、大好きだからそうした。

避難指定区域ばかりに俺が行くと決めた理由は、その区域でもああやって年寄りや、家族を失って呆然としてる人たちが大勢いて、
あの家の状態を見て「絶望」を感じてる人達がいるって知ったから。

俺だって調べたんだ。
ボランティアセンターに登録した方がいいんじゃないか、とかね。

でも、ボランティアセンターだって、いつでも稼働してるわけじゃなかったから段取りも効率も悪いに決まってる。
何千人も待機して、半日待って、2時間作業して、終わる。
そんなんじゃ時間の無駄だし、目に見える所はキレイになったとしてもさ、少し道を入れば俺たちが毎週見る状態のまま。

当時、とにかく頭を使って俺にしか出来ないことをやろうと思った。

俺は、そうじゃない所に行って、
「待たせたな!」
と言いてぇんだよ。
そんで、自分の家だったらここまでする。
というラインを更に超えてキレイにしてやろうと思ったんだ。

ゲリラが一番強い。
そう思った。
俺たちはヒーローにはなれないけど、ゲリラにはなれる。
それでいいと思った。
その先に、希望があるのなら、制約のないゲリラがいいと思った。

ゆきえさんの娘たちに、瓦礫の見える風景を見て生活をして欲しくなかった。
朝起きる度に、目の前の畑にはママをぶっ殺した跡がある。

畑には野菜。
田んぼには米。
それが当たり前。
忘れろとは言わないけど、毎朝、毎夕、強制的に思い出されるってのが嫌だったんだよ。
前に、事務所で遅くまで打ち合わせをしてゆきえさんが帰る時に、
「あのさ、なんか帰り道怖いからさ、送ってよ。また、送ってくるから。」
「どの道、帰りは俺を送った後また一人だね。バカ。」
「あ!」
「バカ過ぎると思う。」
「じゃあ、CD貸して、返すから。」
「当たり前だ。なんでも持ってけ。」
「外人しかないね。」
「洋楽ね。嫌なら聞くな。」
CHARAがいいと言うから、ねぇよと言うと焼けと言う。
Swallowtail Butterfly ~あいのうた~を焼いてやった。
後日、エンタウンみたいになったら、どうする?
と突拍子もない質問をされた。
「俺は生き抜こうと思う。最後まで死にたくない。家族も子どももいるからな。」
「そうだね。やはり、生き抜くことだね。生きてれば、何があってもなんとかするもんね。生き残るって約束をしよう!」
「その通りだな。約束をしようってすごいね、なんか。」
「もし、あたし達二人だけが生き残ったらどうする?」
「うん。死ぬ。」
「なんだテメェ!ざけんな!」
「うるせぇブス!」
そんな会話をしていた。

間もなく、本当にエンタウンみたいになったよ。
俺は生き残ってる。
君は死んだ。

生き残る約束は、どうしたんだい?

スコップ団の皆にも、約束して欲しい。
死んだらいかん。

やるべき事は、今まで以上にやった上でのスコッピング。
大前提は、健康に生きること。身も心も。

一番はそこだ。
続くはずがない。

数名だったら良かった。
今は一クラス以上いる。

述べでは200名を超えてる。

大人なんだから、そこはよく考えよう。

仕事、頑張れ。
稼ごう。
ダンプなんて、アッサリ買えちゃう位に全員で金持ちになってやろう。
余裕があり過ぎる位で、ちょうどいい。

いつかスコップ団の解散の時には、海外にでも行ってやろうぜ。
解散式は海外で。

いいね。

その位の勢いで、土日の影響を月曜に残さないようにしよう。

気持ちは分かるけど、ダメだこれじゃ。

だけど、
「今やらねぇで、いつやるんだ!」
の気持ちの炎は、燃え続けてる。
誰よりも。

お前らが、心配なんだよ。

さて。二日間のご報告。

2011-07-04 11:10:55 | Weblog
いや、疲れたね。
二日間。

ご報告でございます。
サイト、更新しないとね。
全然触ってもいねぇ。

一日目、土曜日はこんな感じ。
40名ほどでアパートと大家さんの民家一軒とお寺。
非常に疲れた日でござる。

ハコベやハコベ。


スクエやスクエ。
こいつ、俺の後輩。
本当に全員が絶賛する働きぶり。
彼には兄貴もいて、そっちも動きが半端ない。
父ちゃんは医師会の会長。
人間としての差を感じちゃう。(笑)
彼女も素敵ね。


ドロドロでやんす。


それでも花は咲く。


リクといじめっ子①


疲れて俺は死んだ。
そしたらタケチンが泣いた。


「おい!しなっち!!てめぇコッチ来いよ。ここだよ、ここ。」


「そうそう、ちょっと持ってくれ。」


「せい!スコップ扇!」


「ちょっと待て、お前審判やれ。」
「何するんですか?」
「足相撲に決まってるだろう。ばか。」


「ひきわけか~。」


リクといじめっこ②
「お前、なに見てんだよ?」
「何も見てません。すみません。」
「うるせぇこの野郎!」


アフターの写真を撮る元気がありませんでした。


さぁ二日目。
チーム分けしてスタート。
効率がいい感じだったね。
マッスルチームと洗浄の合同チーム。
「僕たち、これを消します。」


俺が中にいて崩れないように、タケチンが優しく支えてくれています。


「あ、よいしょ~!」


ぺしゃん。
「団長、これ食えますかね??」
「木だからね。食べらりないと思う。」


30分で解体完了。
けけけけ。
お宅に入って、清掃です。
やっと本領発揮の団長チーム。
水を得た魚。


セッティング。


便所の水道を改造して、無理やり水を出す。
ピカピカ。
写真は昨日の写真を見てね。
ここのおじいちゃん。
震災後から、今まで一人でず~っと頑張ってきたということ。
ほかの家に比べて、本当にきれいだった。
拭き掃除で頑張った跡が至る所に。
もうね、徹底的にやってやったぜ。
じいちゃん、さいなら。
いい家だね。

その間、雄大チームは民家を一軒。
「午前中で終わるっすね。」
という連絡がタケチン経由で来た。
こういう時って、直接よりも頼もしく聞こえるよね。
そちらの様子。
すげぇ量。


ファイト!


午後は戦力を全部集めて手つかずの家にゴーです。
まだ指定区域だから、ボランティアが派遣されてこないとのこと。
水も出ません。
お父さんの遺影を探したいんだって。
色々聞けば聞くほど嫌になるから、何も聞かない。何も言わない。
全然そのまま。
もう7月です。
どうなってんだ、国は。



まずは、飯にすんべ。
ともちゃんテント大活躍。
これいいね。マジで。


ま、俺たちはテントに入れてもらえないんですけどね。
元祖スコップ団。
キューリがうまい。
キューリって、超うまいんだよ。知ってた?


さぁ、やっちまおう。
靴の石川、代表のイスカワさん。


最近、変態が多い。
これがナカユウってやつ。
男だと思ってたらオナゴだったって奴。


ぐぐぐ。


ど~ん。


水を取りに山下駅まで、ヨコシンとドライヴ トゥギャザー。
人が増えたなぁと話す。
継続は力である。
さぁやってやる。
出番でござる。


ピッカピカ!


ピッカピカ!!


すごく大人しい感じの息子さんも手伝ってくれたよ。高校生くらいか?中学生?
なんでもいいや。
関係ねぇ。
ばい菌撒いて終わり。匂いが消えるといいね。
二日位で消えるはずだからね。
月に代わってお仕置きだべ!
のポーズを冷ややかに見るヨコシン。


おしまい!
すげぇ人数になったなぁ。


こいつ、昨日アクエリアスを飲み過ぎて胃をやられた女。ちーちゃん。
説教タイムです。
でも、嬉しそうなのは、多分、変態だからなんですよ。


左が「へそのを」のタカハスさん。
「たけちん、今だから言うけど左手、モノが握れないほど痛ぇんだけど。」
「そなの?」
「うん。だから右手だけで頑張ったんだよ~ん。握力ねぇの。」



タカハスさんの新たな使命。
ベルトを忘れた俺のズボンを上げる。
それ見てタケチン爆笑。


空が似合うね。
と言われた。
当たり前だ。
俺ん家は地球さ。
境目なんてねぇんだよ。

きっと君も似合うはず。
マジで誰かに感謝されようと思ってる訳じゃない。
もう、誰にも死なれたくねぇだけ。
もう、泣きたくないだけ。
もう、後悔したくないだけ。

死ぬほど素敵な毎日に感謝しようぜ。
なにがあったって、どうってことねぇよ。

別に?

の精神で今週も頑張って行こうぜぇ!
ひゃっふ~!!

いつでも側にいてくれて、ありがとよ。


これは、お礼だ。