ふわり ふわり

北国から 珈琲の香り

Le Petit Prince

2007-03-08 | 
やっと・・・
本当に“やっと読めた”『星の王子さま』
以前幾度か読み始めたのですが
どうにも入りこめず、いつも途中で断念してたのです。

それがなぜまた読む気になったかというと。

『星の王子さま』の特集番組を観たのです。

作者であるサン=テグジュペリとはどんな人だったのか
どんな言葉で綴られた絵本なのか
訳す人によってどんな見方の違いがあるのか
そして
この本がこれほど多くの人々に愛されるのはなぜか。

その番組を観て
わたしもきちんと読み終えてみたい、と思ったのです。

そして今度は驚くほどするりとその世界に入りこんで
全てを丸呑みしたかのように読み終えることができました。

正確には、この本はきっと、永遠に“丸呑み”なんかできない本だと思いますが。

だからこそ、時代を超え、年代を超えて
今なお大事にされ続ける本なんだな、と思いました。

機会があったら辛酸なめこさんの訳書も読んでみたい(笑)

ちなみに、この本はオットの実家からお借りしてきたもの。
13版で昭和41年発行。訳は内藤濯さん。
初版は37年・・・ということは原本初版はもっと前ということか。

一番心に残ったのは、訳者あとがきの一文。

「この童話は、ふつうの童話とちがって、子どもとおとなとが、肩をならべて読むべき童話です。というよりはむしろ、おとな向きの童話です。おとなも、かつての子どもごころをとりもどす心意気がなくては、歯が立たない童話です。」

わたしが歯が立たなかったのは、心意気が足りなかったのですね。

やはり、語り継がれる“良いもの”は
自分できちんと消化したいもの。
それには凝り固まったアタマを解しておかないといけませんね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (keiko)
2007-03-09 08:40:36
そういえば、わたしもちゃんと読んだ覚えがないなぁ。
読んでみようかな。
けど、今読むとなるとどの人の訳したのを読めばいいのか・・
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Unknown (さっこ)
2007-03-09 12:23:23
最近買った『yom yom』という本に『星の王子さま』のことが載っていて、私もちゃんと読んだ事ないな~と思っていました。
かなりの数の新訳本が出てるみたいですね^^;どれを読んだら良いか悩みますね。
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返信 (chaka)
2007-03-09 12:34:28
keikoさん>
そうなの。
わたしも内容はなんとなく知っていたけど
ちゃんと読んでみたら面白かったわ~。
いろんな人の訳で楽しむ、っていうのもいいね。
観たのはこの番組。
池澤夏樹さんという人の翻訳本も興味あり。

さっこさん>
『yom yom』!!買おうかどうしようか迷ってた本です。う~ん、やっぱり買おうかな。
今さら“星の王子さま”って・・・という気持ちがありましたが、やはり名作と呼ばれるものにはワケがあることが分かりましたよ~。
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ありゃ (chaka)
2007-03-09 12:35:33
「観たのはこの番組」ってリンク貼ったのに
貼れないんだ~。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2007/0217.html
今度は大丈夫かな?
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