兼業歯科衛生士

自分らしい幸せを探そう。

高齢者の義歯とケア

2009-11-13 15:46:58 | 勉強会
11月12日 東北大学教授の濱田泰三先生の話を聞いてきました。

高齢者は口腔の管理がおろそかになり、汚れた入れ歯も目立ちます。
もともと、総入れ歯になるということは、時代的なこともあるかもしれませんが、
本人のケアが悪かった。ということが大きな原因なのですから、入れ歯になったからといって、毎日きれいに磨くような生活習慣が変わることは難しいと思われます。
が、しかし、汚れた入れ歯には数多くの細菌が付着し、この細菌が原因となり、口臭や誤嚥性肺炎などを引き起こすということは、最近何処の歯科医院に行っても言われることと思います。つまり、単に入れ歯の汚れを歯ブラシ等で取るだけでは、この細菌を除去することができません。
テレビのコマーシャルでさえ、歯磨き粉で磨くことが入れ歯に傷がつき、細菌の温床になるというリアルな放送もされています。
テレビのCMのように、洗浄剤に漬け置きすることが、口臭や誤嚥性肺炎の予防につながり、口腔ケアが高齢者の健康管理を大きく左右することになるのです。

入れ歯を使うということは、食べる、話す、見掛け、脳への刺激・・いろいろな意味で大切です。しかし、道具ですから、管理もまた必要。

最近よく言われているドライマウスはただ年をとったからではなく、殆どが薬害であり、これには、保湿剤や義歯安定剤などが有効とのことでした。

入れ歯を清潔に保ち、安定剤などで道具をうまく使いこなし、咬める事により、唾液も促される。

最後に、、「この時代入れ歯だけでも 安定を」という先生の句で〆られました。

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