兼業歯科衛生士

自分らしい幸せを探そう。

歯周治療における化学療法

2007-10-01 00:35:22 | 勉強会
9月27日保険医協会で主催にて「歯周治療における化学療法の実際」鴨井久一先生の講演会でした。
歯周病治療を効率よく行うために、これからの歯周病に化学療法をどう取り入れるかということですが、口腔内のLDH,ヘモグロビン、Pg菌などの検査数値を出せる唾液検査は自費です。歯周病の最新医療では歯周病菌をクスリで退治3DS(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム=歯科薬剤到達システム等の方法もありますが、保険治療の範囲ではありません。保険治療ではジスロマック等の抗生剤は急性以外での投与はできません。
今、歯周病菌は全身とのかかわりがクローズアップされています。
唾液検査が、血液検査のように健康診断で出来たなら、患者さんの歯周病へのモチベーションは上がるでしょう。
実際に、岩手県歯科医師会では、唾液検査で歯周病チェックを行い成果を出しているようです。
歯周病における化学療法は、保険では無理だからと諦めないで、いろいろな形で行政に働きかけていけたらと思います。


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